キム・テリとオ・ジョンセのシナジー効果はさすがだった。
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SBSドラマ『悪鬼』(Disney+で配信中)が放送初週から視聴率と話題性で存在感を発揮しているなか、主演のキム・テリとオ・ジョンセの強烈な演技も“韓国型オカルト”ブームの兆しに大きな役割を果たしている。
まさに“取り憑かれた”演技で視聴者の鳥肌を立たせたク・サニョン役のキム・テリと、“悪鬼を見る”演技でミステリーを導いたヨム・ヘサン役のオ・ジョンセの演技合戦が、視聴者の没入度を引き上げた。
キム・テリはあらゆるアルバイトと公務員試験の準備を並行する貧しい若者サニョンと、人間の眠っていた欲望を聞いてくれる不気味な悪鬼、2つの顔を行き来しながら歴代級の変身を自ら証明した。
アルバイトを転々としながら貯めたお金は母親が振り込め詐欺に騙されて無くし、部屋の敷金を上げてほしいという大家の催促にも苦しめられるが、サニョンはたくましく人生を耐えた20代の女性。明るくて朗らかな青春を代表してきたキム・テリが、今度はリアリティを加えて若者の苦しい現実を描いた。
キム・テリ特有の澄んだ顔とイメージは、悪鬼に変わった時のぞっとするどんでん返しを倍増させた。
今後、悪鬼がサニョンの欲望を一つずつ聞き入れながらさらに影響力を増すと予想されるなか、より不気味で悪辣な悪鬼を演じるキム・テリへの期待も高まっている。
オ・ジョンセの演技もさすがだった。
数十年間、母親を殺した悪鬼を追うために民俗学を研究してきた教授ヘサンを、入念な役作りで挑んだオ・ジョンセ。彼は細かい表情の変化で感情を表現しながら、誰も信じない幽霊が自分にだけ見える寂しさ、幽霊の誘いよる切ない死を防ごうとする切実さを如実に表現した。
さまざまな作品で振れ幅の広い演技を披露してきたオ・ジョンセだが、今回も「本当にオ・ジョンセなのか?」というコメントが寄せられるほど、新しい姿だった。
そんな2人が、悪鬼の正体を暴くための共助を予告した。
周囲の人々が悪鬼に殺されるのを防ぎ、自分の中から悪鬼を追い出したいサニョンと、なぜ悪鬼が母親を殺したのかを突き止めなければならないヘサン。2人が手を組んだミステリーの追跡が本格的に始まる。
『悪鬼』(全12話)は、毎週金・土曜22時に放送中。Disney+でも配信中。
(記事提供=OSEN)
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