『暴君のシェフ』がもっとわかりやすくなる用語解説「王族たちの呼び方と格の違い」

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Netflixで配信中の『暴君のシェフ』。このドラマを見ていると、王族の呼び名や官僚たちの役職など、やたらと頻出用語が多いことに気づく。韓国時代劇の初心者やビギナーには聞き慣れない専門用語ばかりで、その場は聞き流しても(字幕を読み流しても)、いまひとつわからずしっくり来ないことも多いのではないだろか。

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そこで『暴君のシェフ』で頻出する用語について2回に渡って解説しよう。第1回は王族の呼び名や役回りについて紹介する。

◆国王と世子の呼び方と敬称

・チュサン(主上)/王妃や重臣が国王を呼ぶときの言葉。
・クァイン(寡人)/国王が自分のことを指すときの言葉。
・チョナ(殿下)/国王に対する敬称。
・セジャ(世子)/国王の正式な後継者。国王の息子が該当している。
・チョハ(邸下)/世子に対する敬称。

◆王族女性などの呼び方

・チュンジョン(中殿)/国王や大妃や重臣が王妃を呼ぶときの言葉。チュングン(中宮)とも言う。
・テビ(大妃)/国王の母。ドラマではシン・ウンジョン演じるチャヒョン大妃がこれにあたるが、彼女はイ・ホンの継母でもある。
・テワンテビ(大王大妃)/国王の祖母。ワンデビ(王大妃)とも言う。ドラマではソ・イスク演じるインジュ大王大妃がこれにあたる。
・ママ(媽媽)/身分が高い王族女性に対する敬称。媽「チュンジョンママ(中殿媽媽」)「テワンママ(大王大妃媽媽)」「テビママ(大妃媽媽)」のように使う。
・フグン(後宮)/側室のこと。また、側室にも階級があり、最も品級が高いのが「嬪(ピン)」、その次が「貴人(クィイン)」。もっとも低いのは「淑媛(スグォン)」となる。ドラマではカン・ハンナ演じるカン・モクジュの品級は「淑媛(スグォン)」。つまり、側室でも最低位だ。また、インジュ大王大妃のそばにいる2人の女性はそれぞれヤン貴人、ソン貴人という品級となっている。

淑媛カン・モクジュ(画像=tvN)


・セジャビン(世子嬪)/セジャの妻。
・テグン(大君)/王妃が産んだ王子。ドラマではチェ・ギハ演じるチェサン大君がこれにあたる。
・ペビ(廃妃)/文字通り廃位された妃のこと。ドラマではイ・ホンの母が廃妃ユン氏(イ・ウンジェ扮)がそうだ。

以上の用語は『暴君のシェフ』を見ていると、本当によく出てくる。これらを知っておくとドラマにさらに愛着が沸くことだろう。

文=韓ドラ・時代劇.com編集部

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