2月14日からNHKの総合テレビで放送されている韓国時代劇『ヘチ 王座への道』は、朝鮮王朝の21代王として即位した英祖(ヨンジョ)の若き日を描いた作品だ。
英祖は、若いときは延礽君(ヨニングン)と呼ばれており、ドラマでは俳優のチョン・イルが演じている。
その主演を務めるチョン・イルと共演する俳優たちは、ドラマの中でどんな役を演じているのだろうか。
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最初に紹介するのは、2010年の『チュノ~推奴~』や『トキメキ☆成均館スキャンダル』といった時代劇に出演している俳優のキム・ガプスである。
彼は、この作品で延礽君の父親である19代王の粛宗(スクチョン)を演じている。
2人目は、少論の名家出身で情熱が人一倍高い熱血漢であり、延礽君の仲間として登場するパク・ムンス演じるクォン・ユルだ。
彼が演じるパク・ムンスは、英祖の時代に実際に存在していた人物で、不正を働いていた役人たちを暴く暗行御史(アメンオサ)として活躍しており、豪雨に見舞われた地域には迅速救援物資を届けるなどの武勇伝を残している。
3人目は、武術に長けており、危険な任務もいとわない男勝りな性格の司憲府(サホンブ)の捜査官であるヨジに扮するコ・アラだ。彼女が所属する司憲府とは、官僚の不正を糾弾する役所のことである。
そんな役を演じるコ・アラは、『ヘチ 王座への道』以外に2016年から2017年にかけて放送された『花郎〈ファラン〉』にアロという女性として登場していた。
4人目は、ヨジや延礽君の仲間であるタルムンを演じるパク・フンだ。
このタルムンは、町のごろつきたちをまとめる裏社会のボスなのだが、とても義理人情に厚く、陰から庶民たちを支える存在だ。
上記の4人以外にも、延礽君と対立するイ・タン/密豊君(ミルプングン)役のチョン・ムンソンや少論派の重鎮のイ・グァンジャ役のイム・ホなど豪華な俳優陣が揃っている。
今後、ストーリーがどんな展開で進んでいくのか楽しみだ。
文=大地 康
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