秋の夜長にじっくり見たい韓国ドラマ「ゼッタイお勧め5選」

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紅葉の深まりとともに秋には情感が豊かになっていく。そんな季節には、抒情性があるドラマがよく似合う。特に、秋の夜長に腰を据えて韓国ドラマの傑作を見ていくと、「これこそ人生に欠かせないエンタメ」とかならず思えることだろう。そんな素晴らしいドラマを5本選んでみた。

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●『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(2024~2025年) 

『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』
(画像=韓国JTBC)

ドラマは「シナリオが命」と痛感させられる。イム・ジヨンが演じる奴婢が虐待されて逃亡し、数奇な運命を経て両班(ヤンバン)の令嬢オク・テヨンに生まれ変わる。そのいきさつを描いた序盤は早くも最高潮の盛り上がりを見せる。以後も、テヨンが名門の御曹司ソン・ソイン(演者チュ・ヨンウ)に出会い、2人の波乱万丈の人生が劇的に展開される。

テヨンが外知部(ウェジブ/被告の弁護人)の才能ある女性として次々に村の人々を助けていく物語もとてもいい。さらに、奴婢だった過去が暴露される渦中で次々と最高級のエピソードが明かされる。まさに秋の夜長にじっくりと堪能したい傑作となっている。

●『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016~2017年)

『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』
(画像=韓国tvN)

秋の美しい紅葉シーンに彩られた「ファンタジーな世界観」を持ったドラマだ。キム・シン(演者コン・ユ)は高麗(コリョ)時代の武将で900年以上も生きている。国王に裏切られて剣が胸に刺さったままなので、「トッケビの花嫁」と称される女性に剣を胸から抜いてもらわなければ成仏できない。

高校生のウンタク(演者キム・ゴウン)がまさに「救いの花嫁」だった。さらに、死神(演者イ・ドンウク)も加わって物語が縦横無尽に広がっていく。劇中にキム・シンが指摘した「人間は生まれ変わって四度の人生を経験する。一度目は種を植え、二度目に水をやり、三度目に収穫して、四度目に食べる…」という名言が心に最後まで響いてくる。

●『五月の青春』(2021年)

『五月の青春』
(画像=韓国KBS)

1980年5月に勃発した光州(クァンジュ)事件をモチーフにしたドラマ。激動の時期にめぐりあった2人…医者の卵だったファン・ヒテ(演者イ・ドヒョン)と光州の病院に勤めていた看護士キム・ミョンヒ(演者コ・ミンシ)の「至上の愛」を現代史にからめて描いている。

秋に初夏を舞台にしたドラマを見るというのは違和感があるかもしれないが、抒情的な場面の連続はむしろ秋の「しっとり感」とマッチする。光州を占拠した軍人に翻弄された市民たちの治療と看病に明け暮れたヒテとミョンヒの生き方に感動する。クライマックスに向けて物語が大きく動く展開には本当に圧倒される。

●『二十五、二十一』(2022年)

『二十五、二十一』
(写真=韓国tvN)

現在は『テプン商事』が1997年の経済危機を丹念に描いて評判になっているが、『二十五、二十一』も1997年から物語が始まっている。フェンシングでオリンピック出場を夢見る高校生ナ・ヒド(演者キム・テリ)と、経済危機で実家が破産した苦学生ペク・イジン(演者ナム・ジュヒョク)が主役カップルを華麗に演じている。

時代の移り変わりに応じて2人のラブロマンスがどのように変化していくのか。そのプロセスを名場面と名セリフが華麗に彩ってくれる。2人には素敵な仲間たちもいて、ドラマは青春群像劇としても卓越した物語構成となっている。

●『赤い袖先』(2021-2022年)

『赤い袖先』
(画像=韓国MBC)

名君イ・サン(演者ジュノ〔2PM〕)と宮女ソン・ドギム(演者イ・セヨン)の身分を超えた究極的な愛を描いている。従来の時代劇のカテゴリーを超越し、陰影が多いカメラワークを多用して宮廷の奥深さを鮮烈に見せてくれる。

とにかく映像美が素晴らしかった。さらには、宮女たちの等身大の生活ぶりが生々しく描かれており、ドキュメンタリーのようなタッチで人間の内面を巧みに表現していた。終盤にかけて秋らしい抒情性も随所に出ていて、最後まで余韻が残る展開だった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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