2009年のドラマ『善徳女王』でコ・ヒョンジョンが演じた美室(ミシル)。ズバ抜けた政治感覚と美貌を武器に歴代王をあやつって、宮廷を自分の物にしようとするその姿は強烈だが、その生没年はもちろん、実在したかどうかもわからないほど、歴史的資料は存在しない。
ただ、1989年に筆写本が発見された歴史書『花郎世紀(ファランセギ)』には、その生きざまがしっかりと記されている。
『花郎世記』によると、美室は血統の良い貴族女性で、突出した美貌と学識を備えていたという。そして、真興王(チンフンワン)の異母弟である世宗(セジョン)と結婚したという。
その後、一度は宮廷を追い出されるが、彼女を忘れられない息子・世宗のために真興王がふたたび宮廷に戻すと、そのまま真興王の後宮となり、王室の実権を握って、花郎徒を率いる「原花(ウォンファ)」たちさえも手玉に取って絶対的な権力を掌握したという。
真興王が亡くなり真智王(チンジワン)が即位すると、陰謀を図って真智王を廃位させて、真平王(チンピョンワン)を第26代王に就かせた。その真平王とも関係を持ち、その権力を維持したという。
まさにドラマ通りの悪女。だが、『花郎世紀』は歴史書としての評価が分かれており、その真偽は定かではない。
『善徳女王』以外には2006年のドラマ『淵蓋蘇文』に美室宮主(ミシル・クンジュ)として登場しており、ベテラン女優ソ・ガプスクが演じている。
【美室の人物データ】
生年不明~没年不明
主な登場作品()内は演じている俳優
『淵蓋蘇文』(ソ・ガプスク)
『善徳女王』 (コ・ヒョンジョン)
(文=韓ドラLIFE編集部)
■【写真】コ・ヒョンジョン、子役を命がけで助けていた!心温まる“美談”が明らかに
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