あの人は今/『朱蒙(チュモン)』で一世を風靡したソン・イルグクの「その後」が気になる

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ソン・イルグクは、精悍な表情が印象的な俳優だ。特に、時代劇では重厚な演技で定評がある。1971年に生まれた彼は、27歳のときにMBCの公開採用タレントとなって俳優デビューを果たした。『海神-HESHIN-』(2004年~2005年)で人気俳優となり、満を持して主演したのが、『朱蒙〔チュモン〕』(2006~2007年)だった。

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高句麗(コグリョ)の初代王だった朱蒙の生涯を描いた歴史ファンタジーのこのドラマは、平均視聴率40.98%、最高視聴率52.67%を挙げた。まさに記録的なメガヒットとなったのだ。

日本でも大人気となり、ソン・イルグクの名前と顔は一気に知られた。『朱蒙〔チュモン〕』のプロモーションで来日した時には、空港に1000人のファンが詰めかけて大フィーバーとなった。

以後のソン・イルグクは、2007年に『ロビイスト』、2008年に『風の国』、2010年に『神と呼ばれた男』、2011年に『強力班』とコンスタントに主演を続けた。

その間、プライベートでは2008年に裁判所判事の女性と結婚。2012年に男の子(3つ子)が生まれ、それぞれ「テハン(大韓)」「ミングク(民国)」「マンセ(万歳)」と名付けられた。

ソン・イルグク
時代劇で活躍してきたソン・イルグク

精悍な表情が印象的な俳優

俳優としてのソン・イルグクは、2016年には『チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~』に主演した。朝鮮王朝時代の偉人に扮したが、久々の時代劇となった。やはり「ソン・イルグクは時代劇がよく合う」ということを心から実感させられた。

その後は、テレビや映画よりも舞台俳優としての活動が目立っている。2025年3月9日に放送された観察バラエティ番組『憎いわが子』(原題)に出演したソン・イルグクは近況を語っていた。

それによると、妻が順天(スンチョン)に異動になったが、ソン・イルグクがミュージカル『マンマ・ミーア』に出演することになって夫婦が別に暮らしているという。子供たちはソン・イルグクと一緒だということだ。

もう一度、時代劇で活躍するソン・イルグクを見てみたい、というファンも多いことだろう。彼の今後の動向に注目したい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン) 

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