韓ドラ時代劇ファンの間で特に人気が高い俳優は誰か。その答えはさまざまだろうが、チ・ジニがその一人だろう。
『宮廷女官チャングムの誓い』では、主人公チャングムを陰に陽に支える一方で、宮中の利権をむさぼる奸臣一味と戦い、最後はチャングムを巡って王と複雑な三角関係に立たされるミン・ジョンホを熱演。
『トンイ』では朝鮮王朝・第19代王・粛宗(スクチョン)を演じ、人間味のある王を演じた。
2012年に韓国で放映された『大風水』では朝鮮王朝の始祖・李成桂(イ・ソンゲ)を熱演。英雄だが遊び好きで、豪放だが部下思いという新しい李成桂像を作り上げた。
そんなチ・ジニも来年で50歳。私生活では2004年11月に広告代理店時代からの恋人だったグラフィックデザイナーと結婚し、一児のパパであるが、女性たちからの支持は衰えず、作品活動も精力的だ。
昨年はアメリカの人気ドラマ『サバイバー: 宿命の大統領』の韓国版リメイクである『サバイバー:60日間の大統領』に主演し話題になったが、来年はドラマ『アンダーカバー』に主演することが決まっている。
同名のイギリスドラマを原作とする『アンダーカバー』は、長い間、正体を隠して生きてきたハン・ジョンヒョン(演者チ・ジニ)と、正義のために公捜処長となった弁護士チェ・ヨンス(演者キム・ヒョンジュ)が巨大な勢力に対抗する、人間の多面性と善悪に関する物語だ。
現代劇が続くが、時代劇とはまた違うチ・ジニの魅力を堪能したい。
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