【一問一答】売れっ子脚本家キム・ウニ、Disney+配信『悪鬼』に自信!「さすがキム・テリ」

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売れっ子脚本家のキム・ウニが、民俗学を融合させた韓国型オカルトミステリードラマで帰ってきた。

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容易に触れられない難しい題材や素材で大衆に近づく筆力を持つ彼女が、新作ドラマ『悪鬼』(SBS/Disney+で配信予定)の初回放送を控え、作品に注いだ情熱の時間を伝えた。

以下、キム・ウニとの一問一答。

新作『悪鬼』について紹介をお願いする。

悪鬼に取り憑かれた貧しい若者・サニョンが、悪鬼が見える民俗学者のヘサンと一緒に悪鬼は何者かを探っていく物語だ。

“韓国型オカルトミステリーとして注目されている。このジャンルを選んだ理由は?

幼い頃に魅了されたミステリードラマ『伝説の故郷』の影響だろうか。すごく怖がりながらもホラーが好きだったので、一度はオカルトをやってみたいと漠然と思ってきた。だから『キングダム』の企画案を書く時、『悪鬼』も一緒に企画した。『キングダム』の台本を書きながら『悪鬼』にも自然と韓国的な感じが溶け込んだようだ。

今回の作品に民俗学を落とし込んだ理由は?民俗学に関心を持ったきっかけは何か?

『悪鬼』に出てくる幽霊たちが、地獄の門を開けるとか、そんな巨大な悪ではなければいいと思った。平凡な人々が信じてきた民間信仰の中の幽霊、生活の中に溶け込んでいたタブーのような話を取り入れたかった。そんなことを考えていたところ、雨が降る平日に国立民俗博物館に行ってみたら、いつの間にか私だけが取り残されていた。辺りを見渡すと、普段は慣れていた制服やマッチ、喪輿のようなものも見慣れないし怖く見えた。そういう感じをドラマに溶け込ませてみたかった。

このドラマの準備過程は?

2021年夏から書き始めながら、民俗学に関する本と論文を読んで資料調査を始めた。国立民俗博物館の課長をはじめ、色んな方の助けを受け、安東(アンドン)大学民俗学科の教授たちを訪ねてどのようにこの学問を始めたかをインタビューしながら、民俗学は人を研究する学問であることを学んだ。台本を書きながらも、引き続き諮問を求めながら執筆を続けた。最も記憶に残るのは忠清南道洪城の党祭に参加したことだ。その時の経験で4、5話を書くことができた。

物語を展開していく上で、重きを置いた部分は?

オカルトジャンルの場合、好き嫌いがはっきりしているのでバランスを取るのが難しかった。幽霊が登場するけど、怖い話に人々のエピソードが埋もれないように気を使った。

女優キム・テリが主演することで注目を集めている。

初めてキム・テリさんに会った時、まるで悪鬼のおばあちゃんが来ても殴り殺せるような感じだった。逞しく、エネルギーが大きく見えた。サニョンとのシンクロ率は1000%ほど。写真や映像をみたのだが、「さすがキム・テリ」と思った。

(画像=StudioS、B.A. ENTERTAINMENT)

俳優オ・ジョンセ、ホン・ギョンの起用が決まった時の感想は?

オ・ジョンセさんがキャスティングされた後、台本を書くことがずっと楽になった。台本の話をする時、真面目な顔で探求し続ける姿が「ヨム・ヘサン教授」そのものだった。だから話し方や表情を拝借したところもある。ホン・ギョンさんは少年のように澄んだ顔が印象的だった。ところが、静かな口調で自分が理解できるまで食い下がった。そういう性格が警察隊首席に値すると感じ、とても良かった。

平凡な公務員志望者だったサニョンが悪鬼に取り憑かれ、日常が完全に変わる。サニョンにとって悪鬼はどんな意味か?

サニョンと似たような別の誰かに悪鬼に取り憑かれたら、その人はサニョンと違う選択をするかもしれない。自分を第一に考える人もいるし、より切実な人がいるかもしれない。そういう意味で、サニョンにどんな人生が最も大事だったかを逆説的に見せるのが悪鬼の存在だと思った。サニョンは悪鬼によって選択の岐路に立たされる。彼女らしい選択は何かを見せたかった。

では、キム・ウニにとって悪鬼はどんな存在か?

私にとって悪鬼は心を揺さぶり、誘惑する「悪い考え」だ。ドラマの中では悪鬼よりもっと悪い人を悪鬼に表現したかった。

最後に、『悪鬼』をもっと楽しめる見どころを紹介してほしい。

タイトルから怖いドラマだと思われそうだ。怖い部分がないわけではないが、サニョン、ヘサン、ホンセをはじめとする人々のエピソードが中心になるドラマだ。怖い時はしばらく目を閉じれば大丈夫。家族や友だちとビールを飲みながら一緒に見れば、より楽しんでもらえると思う。

『悪鬼』は、韓国SBSで6月23日22時より放送開始。Disney+(ディズニープラス)で同時配信される。

(記事提供=OSEN)

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