かつて韓国の芸能界には「子役は大成できない」というジンクスがあった。しかし、今はそんなことを言う人はいない。子役がどんどん大成してトップクラスの俳優になっているからだ。その中ですぐ思い浮かぶのがキム・ユジョンとヨ・ジングだ。
【写真】『トンイ』の名子役キム・ユジョン、“主演級女優なのに” 飾らない日常
●キム・ユジョン(1999年9月22日生まれ)
『善徳女王』『トンイ』『太陽を抱く月』といったレジェンド級の時代劇で重要な子役を演じて、「子役のベテラン女優」とも言われた。2016年の『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムと共演して大人の女優として評価され、以後は主役ドラマを次々とヒットさせている。
●ヨ・ジング(1997年8月13日生まれ)
『ジャイアント』『太陽を抱く月』などで主役俳優の子供時代を演じていた。特に、『太陽を抱く月』ではキム・スヒョンが演じた国王の子供時代に扮して天才子役と称された。今やトップクラスの男優として華々しく活躍を続けている。
以上の2人の他に、ベスト5に入ってくる3人を取り上げてみよう。
●パク・ウンビン(1992年9月4日生まれ)
2007年の『太王四神記』で美少女ぶりが大評判になった。また、『善徳女王』でも強烈な印象を残した。子役の経験を生かして、その後は演技派としての評価を高め、『ストーブリーグ』『恋慕』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などが大評判になった。
●キム・ソヒョン(1999年6月4日生まれ)
『太陽を抱く月』でキム・ユジョンと子役対決をしたときの印象が強烈だった。大人になってからも、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』といった時代劇で真価を発揮した。
●ユ・スンホ(1993年8月17日生まれ)
2002年の映画『おばあちゃんの家』で子役として脚光を浴び、その後も『太王四神記』で人気を博した。『善徳女王』ではキム・チュンチュの役を華々しく演じていた。
以上のようにベスト5を取り上げたが、その他にもイ・セヨンやナム・ジヒョンといった子役出身のスターがいる。今は本当に子役から大成した俳優の全盛時代なのだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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