【『ホジュン』の歴史解説】宣祖の側室として登場した恭嬪(コンビン)とは誰なのか

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『ホジュン~伝説の心医~』では、5月29日の第22話でナムグン・ミンが演じているユ・ドジが大活躍する場面が出てきた。

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彼は、科挙に合格して内医院(ネイウォン)の研修生となっていた。ホ・ジュン(演者キム・ジュヒョク)は科挙の試験に間に合わずに合格することができなかったが、ユ・ドジは優秀な成績で科挙に受かりしっかりと王宮で勤務していた。

彼は非常に研究熱心で、同僚たちが酒を飲みに行っても付き合わず書物を熟読していた。また、内医院で宿直をしていた上司も酒を飲みに行ってしまい誰もいなかった。

そんなときに、14代王・宣祖(ソンジョ)の側室だった恭嬪・金氏(コンビン・キムシ/チャン・ジウンが演じている)が産んだ王子が急病になってしまった。宿直の上司がいないので、ユ・ドジが代わりに鍼を打ち、なんとか王子を救うことができた。この出来事がユ・ドジにとっては出世の大きな足掛かりになりそうだった。

ここで登場する恭嬪・金氏というのは、宣祖の側室である。当時、王妃には子供がいなかったので、宣祖の後継ぎは側室が産んだ王子の中から選ばれる可能性が高かった。実際、宣祖は側室が多い国王であったが、彼が一番寵愛したのが恭嬪・金氏だ。

『ホジュン~伝説の心医~』
画像=MBC

王宮の中で増していくユ・ドジ存在感

彼女は2人の王子を産んでおり、長男が臨海海(イメグン)であり、次男が光海君(クァンヘグン)だ。『ホジュン~伝説の心医~』の第22話で病気になった王子はまだ1歳にもなっていない幼児であったので、臨海海であることは間違いない。この時点ではまだ光海君は生まれていなかった。

臨海海は1574年に生まれている。1575年に生まれた光海君より1歳上だった。こうした時系列によって、『ホジュン~伝説の心医~』第22話の設定は1574年であることが推定できる。

ドラマの中で大きな手柄を立てたユ・ドジ。これから王宮の中で存在感をぐっと増していくことは間違いない。その時点でホ・ジュンは、ユ・ウィテ(演者ペク・ユンシク)の弟子として彼の医院で患者の治療に専念していた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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