テレビ東京の韓流プレミアでスタートする『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』は、どこか幻想的な空気を漂わせるドラマである。
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舞台は、科挙の合格にすべてを捧げる受験生たちが暮らす宿舎「二花院」。その名の通り、二輪の花がひっそりと咲く場所を思わせるこの宿舎には、時を超えた謎と、胸の奥をくすぐるような人間模様が広がっている。
この物語は、古き良き時代の香りを漂わせながらも、鋭く痛快なミステリー要素を持っている。まず目を引くのは、二花院の若き女主人ユン・ダノ(演者シン・イェウン)の存在である。
彼女は、しとやかさと芯の強さを併せ持つ女性であり、経営難に悩みながらも懸命に日々を生きている。そんな彼女の元に、運命のように現れたのが、どこか影を持つ3人の青年たち…カン・サン(演者リョウン)、キム・シヨル(演者カン・フン)、チョン・ユハ(演者チョン・ゴンジュ)である。
いずれも、過去を背負った眼差しを持っており、まるで夜空に浮かぶ星のように、それぞれが異なる輝きを放っている。
一方、宮廷では緊張の糸が張り詰めていた。国王イ・チャン(演者ヒョヌ)は、行方不明の甥イ・ソルが都に潜んでいるという報せを受け、血の気の引くような焦燥に駆られていた。
13年前、兄を手にかけて王位を強奪したという冷酷な過去を持つイ・チャンにとって、甥の存在はまさに悪夢の再来である。漢城府の役人チャン・テファ(演者オ・マンソク)がイ・チャンの命令に従って、イ・ソルの行方を必死に捜していく。
果たして、イ・ソルはどこにいるのか。そして、二花院に集ったイケメン3人衆は、どんな過去を持っているのか。そこがとても気になる。
何よりも、『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』は、歴史とミステリーが織りなす優美な物語でありながら、親しみやすい語り口で進んでいく珠玉の時代劇である。息をのむ展開と、心に沁みる人間ドラマの絶妙な調和が、見る人を大いに魅了することだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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