『賢い医師生活』で親しみやすい“ぽっちゃり感”が愛された女優アン・ウンジン(34)が、最新作『ダイナマイト・キス』では、引き締まったボディラインを惜しみなく披露。ロマンティックコメディの新ヒロインとして、今、最も輝く彼女の美の秘密に迫る。
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アン・ウンジンは、『賢い医師生活』シリーズに加え、『良くも、悪くも、だって母親』や『恋人』、『魔法のランプにお願い』などで幅広い役柄を演じている。初の本格ロマンティックコメディ(ロコ)となる『ダイナマイト・キス』では、厳しい状況でも明るく堂々と生きるコ・ダリムを演じ、ビジュアル面でも大きな変化を見せている。
『賢い医師生活』では、産婦人科レジデント・ミナ役で、ほどよい丸みのある体型と柔らかな雰囲気が役柄にマッチ。産婦人科医ソッキョン(キム・デミョン)との「クマさんカップル」が人気を集めた。
11月に行われた『ダイナマイト・キス』の制作発表会では、「ラブコメに挑戦するからには、かわいく見られたいと思いました。このカップルを見て“あんなふうに恋したい”と思ってもらえるように、どうすれば画面にかわいく映るかを研究しました」とコメントしている。
今回注目されているのは、輪郭がシャープになり、全体のラインがすっきり整った点だ。美しいデコルテ、直角に近い肩のライン、胸まわりのスッキリ感が際立ち、すっかり垢抜けた。韓国では「アン・ウンジン ダイエット」が検索ワードとして急上昇したことも話題になったほどだ。
本人は、よく噛むことを意識した食事や、無理のない量の調整に加え、ランニング、ピラティス、ズンバ(ラテン系の音楽に合わせて踊る有酸素運動)などを組み合わせた運動を続けた結果だと語っている。
アン・ウンジンの変化は周囲をも驚かせた。ユ・インナは自身のYouTube番組にアン・ウンジンが出演した際、「顔が半分になったみたい」と表現し、本人も「ランニングを始めたが、ストレス解消にすごく役立つ。ゆっくり走るのを趣味にしている」と話している。
バラエティ番組『全知的おせっかい視点』では、友人の女優パク・ジュンミョンが青龍映画賞でのスリムな美貌を褒めると、以前出演していたグルメ番組『お姉さんの産地直送』が終わってから自然と食べる量が減ったと説明。同番組では、海鮮を豪快に食べる姿が話題となり、アン・ウンジンの食べっぷりをまとめた動画がYouTubeで10万回以上再生されている。
『賢い医師生活』で共演したユ・ヨンソクのYouTube番組に出演した際、朝食は「キンパ半分をサンチュなど葉野菜で巻いて食べる」と明かし、「包んで食べると、半分でも一本食べた気持ちになれる」とコメント。量を減らしても満足感を得られる工夫を紹介した。
『朝鮮日報』のビューティーコラム『THE BOUTIQUE』では、『ダイナマイト・キス』で目を引くツヤ肌は、厚塗りではなく肌本来のコンディションを整えることが土台だと分析している。角質ケアで表面を整え、pHバランスと保湿・鎮静で肌を安定させ、高周波デバイスでハリを維持。透明感のあるベースメイクに、目元は控えめな陰影、唇と頬はコーラルで血色を足すシンプルなメイクがポイントだという。
アン・ウンジンの美の変化を支えているのは、無理をしないことを前提にした食事、運動、スキンケアの積み重ねだ。結果、ダリムを明るく堂々と演じきり、役柄の説得力につなげた。多様な運動を楽しんで取り組み、好きな食べ物を我慢せず野菜でボリュームアップする賢い食事法。そして何より、これらを「楽しみながら続ける」習慣が、彼女の美しい変身を実現させている。
(文=田名部 知子/Xで気ままなソウルの日常を発信中:@t7joshi)
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