『トンイ』のミニ知識!正義感の強い張嬉嬪を変えたチャン・ヒジェの言葉

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現在、BS日テレで放送中の時代劇『トンイ』。このドラマで、張嬉嬪(チャン・ヒビン)を演じているのが女優のイ・ソヨンだ。

歴史上では「朝鮮王朝三大悪女」の1人してよく知られている張嬉嬪だが、ドラマ『トンイ』では初めから悪女だったというわけではない。

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そうした既存のイメージとは異なり、最初は正義感が強く思慮深い女性として登場していた。

さらに、史実では張嬉嬪と『トンイ』の主人公でハン・ヒョジュが演じているトンイこと淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)はライバル関係にあるのだが、ドラマでは最初のほうでは仲のいい関係として描かれていた。

『トンイ』でイ・ソヨンが扮した張嬉嬪

トンイとの決別

なぜなら、ドラマの7話と8話で当時チャン尚宮(サングン)と呼ばれていた張嬉嬪とトンイが初めて言葉を交わすシーンがある。

その後、トンイのお陰で窮地を脱することできたことに感謝した張嬉嬪は、そのお礼としてトンイに褒美を与えようとする。

この様子からとてもライバル関係のようにいがみ合っているとは思えないが、物語が進むにつれて徐々に張嬉嬪とトンイの関係にどんな変化が現れる。

前回放送の第18話で、それまで正義感の強かった張嬉嬪が自分の野望を叶えるために動き出したのだが、そのきっかけとなったのが「汚いことをしなければ望むものは手に入らない」というチャン・ヒジェの言葉だ。

チャン・ヒジェは張嬉嬪の兄で、ドラマでは俳優のキム・ユソクが演じており、史実では淑嬪・崔氏を毒殺しようとして流罪に処された人物だ。

その言葉を聞いて非常な手段も受け入れると決めた張嬉嬪の決意は、トンイとの決別も意味していた。

文=大地 康

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