ヲタ必見!! K-POPアイドルや芸能界を描いた韓国ドラマたち

2025年05月25日 コラム #豊田祥子 #写真
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医療系、アクション系、ファンタジー系、サスペンス、ラブコメ、青春ドラマ、時代劇など、幅広いジャンルが網羅されている韓国ドラマ。

そこでふと、K-POPオタクの筆者は「もしかしてアイドルが題材になっているドラマもたくさんあるのでは…?」と思い、気になって調べてみた。オタクサイドからの視点で描かれているものやマネジメントサイドが描かれたものなど、実に多種多様。今回は、懐かしい作品を含む8つのドラマを紹介していきたいと思う。

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◆『美男(イケメン)ですね 』

(画像=SBS『イケメンですね』)


双子の兄のかわりに、妹が大人気イケメンバンドの仲間入りをするところから始まるストーリー。日本でも大人気の俳優チャン・グンソク、韓国のアイドルバンドの二大巨頭のメンバーFTIslandのイ・ホンギとCNBLUEのジョン・ヨンファ、そして数多くの名作ドラマに出演しているパク・シネの4人が織りなすラブコメドラマだ。

脚本は『還魂』や『ホテルデルーナ』のホン・ミラン、ホン・ジョンウン姉妹が担当。また、2011年にはTBSで瀧本美織、Kis-My-Ft2の玉森裕太・藤ヶ谷太輔、Hey! Say! JUMPの八乙女光の4人が主演となり日本リメイク版が制作されている。

放送当時は高校生だった筆者。振り返ってみると、韓国ドラマだとしっかり認識して接した初めてのドラマだったように思う。韓国語が分かるようになった今、もう一度見返したら何か新しい発見があるかもしれない。今度久しぶりに見てみよう。


◆『イ・ドゥナ! 』

(画像=NetflixKOREA『イ・ドゥナ!』)


韓国で話題となったウェブトゥーン(縦スクロール漫画)が原作となっているロマンス系ドラマ。突如K-POPの表舞台からの引退を決め、大学へ復学した元アイドル役を第二世代のK-POPアイドル、miss Aの元メンバーであり、実力派俳優としても活躍するスジが演じた作品だ。

実は、リアルなライブシーンを撮影するために日本で2022年に行われた「KCON」に出演 し、実際にパフォーマンスもしている。そのほか日本では河口湖や東京都内の踏切での撮影も行ったのだとか!

また、元アイドルが元アイドルを演じるというリアルさが筆者としては気になるポイント。今までのアイドルとしてのキャリアと俳優としてのキャリアが混ざり合い、どのような姿を魅せてくれているのか。第二世代からK-POPアイドル沼にハマった筆者としては、見逃せないドラマである。


◆『聖なるアイドル 』

(画像=tvN『聖なるアイドル』)


同名のウェブ小説・ウェブ漫画が原作となったファンタジー・ラブコメディ『聖なるアイドル』。アイドルが題材になっているドラマは数あれど、「アイドル×転生モノ」は今まであまりなかった組み合わせではないだろうか?

主演は『社内お見合い』で大人気の俳優キム・ミンギュ。あらすじとしては、魔法を使う人々が住む神秘的な異世界の大神官・ランブラリーが、魔王と戦っている途中に倒れて、目覚めると売れないアイドルに憑依し…。現代に転生した大神官は当然踊れるはずもなく、大炎上してしまう。推しの異変に気づいたファンのキム・ダルは、自らマネージャーになり彼が所属するアイドルグループ・ワイルドアニマルをサポートすることに。神秘的な異世界から過酷なアイドル界で生きていくことになった大神官・ランブラリーが、成功を目指して奮闘する成長物語でもある。

最近では、もはやジャンルとして定着しているといっても過言ではない「異世界転生モノ」。オタクとしては「その設定は大丈夫なのか…?」と思ってしまう側面もあるが(笑)、ファンタジーとして見れば意外とすんなりと受け入れられるのかもしれない。これもまた気になるドラマの一つだ。


◆『彼女の私生活』

(画像=tvN『彼女の私生活』)


仕事中毒の美術館・主席学芸員のパク・ミニョンが演じるソン・ドクミは、プライベートでは実は熱狂的なアイドルオタク。普段はオタクであることを隠して「一般人コスプレ」をして一生懸命働き、退勤後はカメラ片手にオタク活動に励んでいる女性だ。

海外のオークション会場で競合相手として出会ったキム・ジェウク演じる、アーティストのライアン・ゴールドが、不祥事を起こした館長の代わりに新館長として赴任。最悪の出会いから始まった、学芸員の彼女とクールでハイスペックな上司との恋模様を描いたラブロマンスである。

ソン・ドクミは、アイドルオタク界隈ではおなじみのいわゆる「ホームマスター」。一眼レフカメラで推しのベストショットをとらえ、ファンサイトやSNSにアップする人物。この情報だけでも、彼女の役柄がいかに“ガチ”のファンであるかが分かる。次第にライアン・ゴールドの存在が気になっていく彼女だが、ホムマらしく気になる彼をカメラにおさめてしまうのもオタクとしてはなぜか共感してしまうポイント。オタク模様も恋愛模様も見どころのドラマだ。

◆『トップマネジメント』

(画像=『トップマネジメント』)


崖っぷちアイドルのセンター・ヨヌ役を、ASTROのメンバーでありアイドルとしても活躍するチャ・ウヌが、アーティスト志望ながらアイドルグループに加入する天才ミュージシャンのスヨン役をアン・ヒョソプ、元練習生ながらマネージャーとして彼らを支えていくことになったウンソン役をソ・ウンスが演じる。

各話のタイトルがK-POPのヒット曲から名付けるというような小ネタも盛り込まれている。さらに、A&Rチームが一丸となって楽曲を作成したり、細部までこだわる広報担当がいたりと、アルバム一枚を作り上げていく様子がしっかりと描かれている。「現実味に溢れている!」とオタクの間でも話題になっていそうだ。


少し現実離れしているからこそ、ハマりやすいともいえるアイドル。今回紹介したドラマはファンタジーに振りきっているものもあれば、エンターテインメントの裏側を描いているものもある。それぞれの好みにあわせて、次回見る韓ドラを決めてみるのも楽しい。

文=豊田 祥子

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