日本国内でも高い人気を誇る韓国ドラマ。出演俳優やストーリーはもちろんのこと、ドラマの各シーンを彩ってくれるOST(Original Sound Trackの略)もぜひ注目してほしいポイントだ。
実はこのOST、今をときめくK-POPアイドルたちが歌っているものも多いのである。今回は、第二世代アイドルペンの筆者の好みが大いに反映されたOSTリストをご紹介。共感してくれる読者さんは、きっと私と同じオタク時代を生きてきた同志であること間違いなし!
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アイドルOSTプレイリスト
◆SHINee 『Stand by Me』
◆SHINee 『Green Rain』
◆テヨン 『あなたという詩(All About You)』
◆チャニョル&パンチ 『Stay With Me』
◆チェン(EXO) 『最高の幸運(Best Luck)』
◆ファサ(MAMAMOO)『Orbit』
◆ミンニ 『꿈결 같아서(Because of You)』
◆SHINee 『Stand by Me』
2009年に韓国国内でもシンドロームを巻き起こした『花より男子~Boys Over Flowers』のOSTとしておなじみの一曲。ドラマの爆発的な人気とともに大ヒットした。
SHINeeの存在を世に広めた初期の代表曲でもある。最近では2024年8月にオンユがKBSの音楽番組『THE SEASONS~ZICOのアーティスト」で歌唱してくれたのも記憶に新しい。今なお、色褪せない一曲。
◆SHINee 『Green Rain』
2013年のMBCドラマ『女王の教室』のOST、そしてエンディングテーママでもある一曲。『女王の教室』は日本で大ヒットした同名ドラマの韓国リメイク版だ。
SHINeeのメンバーが子役俳優たちと一緒に手を繋ぎ、踊っているミュージックビデオを見たことがある方も多いのではないだろうか?メンバーのキーが出演する音楽バラエティ『驚きの土曜日』の新旧OSTクイズにも出題された。アラサー筆者が高校生時代からよく聴いている曲でもある。
◆テヨン(少女時代) 『 あなたという詩(All About You)』
2019年に放映されたIU主演の『ホテルデルーナ~月明りの恋人~』のOST。韓国の9つの音楽配信サイトでチャート1位を獲得した伝説ともいえる楽曲。テヨンの透き通った歌声と幻想的なドラマの世界観がマッチしており「神OST」と評された。
この他にもテヨンは、韓国版『花ざかりの君たちへ』の『近く』、日本でも人気の韓流スターであるチョ・インソン&ソン・ヘギョ主演のドラマ『その冬、風が吹く』の『クリゴ ハナ(そして、ひとつ)』など多くのOSTを担当している。アイドル界のOST女王といっても過言ではないだろう。
◆チャニョル(EXO)&パンチ 『Stay With Me』
2016年の大ヒットドラマ、そして日本の韓国ドラマファンからも高い人気を誇る『トッケビ』のOST。2025年4月現在、公式ミュージックビデオの再生回数はなんと驚異の5.2億回を突破!
なぜかずっと記憶に残る特徴的なイントロ。「みんなが知っているドラマのOSTといえばこれ!」というくらい、韓国国内でも世界でも爆発的に人気が出た楽曲である。チャニョルは、2017年のK-CONオーストラリアで宇宙少女のソラ、ミュージックバンクinジャカルタではGFRIENDのユジュと同楽曲のコラボステージを披露している。
◆チェン(EXO) 『最高の幸運(Best Luck)』
2014年に放映されたチョ・インソンとコン・ヒョジン主演の大人気ドラマ『大丈夫、愛だ』のOST。同グループのメンバーであるD.Oの俳優デビュー作としても知られる本ドラマ。チェンが歌うOSTもまた、多くの人から愛される楽曲となった。
この他にも歌手パンチとのコラボOST『太陽の末裔 Love Under The Sun』の『Everytime』など、日本でも人気の高い作品のヒットOSTを数多く生み出している。
◆ファサ(MAMAMOO)『 Orbit』
2020年に放映された、イ・ミンホ除隊後の復帰第一弾ドラマ『ザ・キング:永遠の君主』のOST。第一話と第二話のエンディングシーンで使用された。儚いながらも力強いギターサウンドとファサのパワフルな歌声が見事なハーモニーを奏でている一曲だ。神秘的なファンタジーラブストーリーにぴったりである。
◆ミンニ((G)I-DLE) 『Like A Dream』
2024年の爆発的ヒットドラマとなった『ソンジェ背負って走れ』のOST。数多くの「ソンチンジャ」(『ソンジェ背負って走れ』に夢中になっている人)を生み出した本ドラマ。夢のような瞬間を、切なく表現しているバラードだ。
ラッパーのイ・ヨンジがMCを務める『THE SEASONS~イ・ヨンジのレインボー』でも披露し、自身もこの曲のトーンが好きだと語っている。
アイドルとして活動している時とは、また違う一面を知ることのできるドラマのOST。応援しているアイドルをきっかけに、「韓ドラ」という新しい沼にハマる、そしてハマってしまった方も多いのではないだろうか。これからもOSTとドラマ両方に注目しながら韓国エンタメを堪能していきたい。
文=豊田 祥子
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