日本における韓国ドラマのブームは2003年に始まった。NHKのBSで『冬のソナタ』が放送され、翌年にはNHK総合テレビでもオンエアされて大ヒットした。それを契機に韓国ドラマは日本の茶の間に定着。以後、数多くの傑作が日本で好評を博している。今回は、21世紀に入ってからの00年代にレジェンドとなった名作5本をピックアップした。
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説明は要らない。日本で韓国ドラマの面白さを決定的に知らしめた「レジェンドの中のレジェンド」。制作から20年が経って改めて振り返ってみると、「ペ・ヨンジュンとチェ・ジウの主役カップルの魅力」「最後まで見る人を引き付けるストーリーの面白さ」「心に残る映像の美しさ」「名曲揃いのOST」など、傑作の要素をすべて持っている奇跡的な作品だ。
「時代劇の巨匠」と称されたイ・ビョンフン監督の代表作で、主役のイ・ヨンエの美貌と演技力が絶賛された究極の1本。韓国料理の真髄を取りいれたストーリーも秀逸で、名セリフの数々が視聴者に深い感銘を与えた。日本で韓国時代劇が普及するうえで決定的な役割を果たしたドラマである。
様々な嬉しい発見ができたドラマだった。ヒョンビンの「素敵なツンデレ」、キム・ソナの「ちょっと太めの最高ヒロイン」、セリフの「ずば抜けた面白さ」、ゲラゲラ笑える「酔いどれのシーン」など。韓国ドラマのラブコメで「たった1本だけ選んで」と言われたら、迷った挙句にやっぱりこのドラマを挙げる人が絶対に多いハズ。
ドラマの影響でイケメンばかりを集めたカフェがブームになった。そんなパラダイスに男装女子が入ってくるという設定がとにかく面白い。ウットリする美少年だったユン・ウネとカッコよくてクールなコン・ユがとても良かったし、2人の周囲にも最高級のキャラが集まってドラマが大いに盛り上がった。
人気バンドのリーダーに扮したチャン・グンソクのキャラが最高に生きた傑作。日本でもリメイクされたが、アジア中でグンちゃんブームが巻き起こったのもよくわかる。パク・シネがドジばかり繰り返す役を演じたが、言いたい放題のオレ様を演じたグンちゃんのフォローが抜群だった。痛快な内容は、まさに「韓国ドラマの宝」と呼べるほどだった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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