Netflix映画『大洪水』が、女優キム・ダミに“母性”という新たな一面を加える。
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12月16日、『大洪水』の制作報告会が行われ、主演のキム・ダミ、パク・ヘス、クォン・ウンソンと、メガホンを取ったキム・ビョンウ監督が登壇。作品について語り合った。
『大洪水』は、未曾有の大洪水に見舞われた地球最後の日を舞台に、人類が生き残るための最後の希望を懸け、水没していくアパートの中で繰り広げられる死闘を描いたSFディザスターブロックバスター。
今年9月に開催された「第30回釜山国際映画祭」では「韓国映画の今日 スペシャル・プレミア」部門で上映され、SFジャンルならではの新鮮な面白さが大きな反響を呼んだ。
本作でキム・ダミは、人工知能の開発研究者であり、巨大な大洪水の中で生き残るため必死に闘うアンナ役を演じる。
作品ごとに完璧なキャラクター解釈で唯一無二の存在感を放ってきた彼女が、これまでとは異なる感情の深みを持つ人物像に挑戦する。
キム・ダミはアンナという人物について、「キャラクター性を強く押し出したいとは思わなかった。巨大な災害の中で、その状況に応じて変化していくアンナの姿を見せたかった」と説明。その上で「何よりも重要で、同時に難しかったのが“愛”や“母性”の感情だった。現場では理屈よりも、本能を信じようとした」と振り返った。
さらに「母性というテーマは、この作品を選ぶ際にも一番悩んだ部分だった。本当に自分がそれを感じられるのか、母親の気持ちを理解しながら演じられるのか不安もあった。それでも挑戦してみようと思った。“愛”という感情の本質は同じなのではないかと考えたし、(息子役の)ウンソンには本当に助けられ、信じられるようにしてもらった」と率直な思いを語った。
キム・ビョンウ監督はアンナというキャラクターについて、「主人公をどう描くか以上に、アンナこそが映画の設計図のような存在だった。人物の描かれ方と物語の進行が完全に重なっている。キャラクターがすべて露わになる瞬間が、映画の終わりでもある」と説明。「事前準備だけで完成する役ではなく、俳優の悩みと現場での自分の悩みが重なる瞬間も多かった。それだけアンナという存在が、この映画に占める比重は大きかった」と明かした。
映画『大洪水』は、12月19日よりNetflixにて世界配信される。
(記事提供=OSEN)
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