ヤン・ミギョンはどんな役を演じても上品な佇まいが感じられる。そんな彼女は傑作『宮廷女官チャングムの誓い』(2003~2004年)でも重要な役を演じた。それが、イ・ヨンエが演じるチャングムの師匠となっていたハン尚宮(サングン)である。
【関連】【あの人は今】『チャングム』でイ・ヨンエと宿敵対決を繰り広げたホン・リナのその後彼女は指導力が備わっていて慈愛の精神を持った最高級の人だった。しかし、ハン尚宮は「悪役」チェ尚宮(キョン・ミリ)の陰謀によって命を落とす展開になったが、「ハン尚宮を助けたい」という視聴者の哀願が殺到した。ついには、ネット上で「ハン尚宮を助ける運動本部」というサイトまで誕生するほどだった。
ドラマの人気キャラの助命運動はよくある話だが、主役でなかった助演クラスの場合は前代未聞であり、ハン尚宮の役が視聴者の圧倒的な支持を受けていたことを物語っていた。
そして、『宮廷女官チャングムの誓い』の大人気を受けて、ヤン・ミギョンの人生も変わった。ハン尚宮の善良なイメージが広まったことも関係して、ヤン・ミギョンは「環境財団広報大使」に任命された。以後は、児童環境図書補給事業のための基金活動にも協力していた。
また、女優としての活動も広がった。『太陽を抱く月』(2012年)の序盤でヒロインのヨヌをキム・ユジョンが演じたが、その母親に扮したのがヤン・ミギョンであった。
良家の奥様としてとても品位が高かった。その『太陽を抱く月』は40%を超える大ヒットを記録したが、登場人物たちの中でもヤン・ミギョンが見せた感性は抜群だった。
時代劇に欠かせない名優
さらに、『不滅の恋人』(2018年)ではユン・シユンが王子イ・フィ役、チュ・サンウクがイ・フィの兄イ・ガン役に扮したが、ヤン・ミギョンは2人の王子の母親だった大王大妃シム氏の役を務めている。このドラマでは息子たちを気遣う母親を迫真の演技で表現していた。まさに、時代劇に欠かせない名優なのである。
その後も、『復讐の花束をあなたに』(2020~2021年)や『国家代表ワイフ~華麗なる江南奮闘記~』(2021年)で存在感を示していた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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