『イカゲーム』シーズン2に出演しているT.O.P(チェ・スンヒョン)は、現在BIGBANGのメンバーたちと連絡を取っていないと明かした。
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1月15日午前、ソウル市鍾路区にあるカフェで、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』シーズン2に出演中のT.O.Pのインタビューが行われた。
2006年にアイドルグループBIGBANGとしてデビューしたT.O.Pは、2022年にリリースされた『春夏秋冬』を最後に、同年2月にYGエンターテインメントとの専属契約を終了し、グループを脱退した。
T.O.PはBIGBANGを脱退したことで、一時ファンから反感を買い、家族のようだったメンバーを否定するかのような発言をしたこともあった。
この件について、「正直に言いますと、私はBIGBANGというチームと前所属事務所(YG)に、自分の過ちで大きな被害を与えた人間です。だから何年も前から所属事務所とメンバーたちに“これ以上迷惑をかけられないのでチームを離れる”と話していました。そして、これから何かを始めるのであれば、それに対するすべてを受け止め、批判も受け入れる覚悟が必要だと考えました。私がチームに戻ることで、私という存在のレッテルがメンバーたちに付くのは申し訳なく、自分自身も苦しいので、もう離れるしかないと決めたのです」と語った。
続けて「再結成を望むファンの皆さんのコメントや、そういった投稿を見るたびに胸が痛みました。本当ははっきりと話しておきたかったのですが、そのための場がありませんでした。再結成を望むファンの投稿やメンバーたちの写真を見ると、罪悪感を感じました。正直、自分にとっては別れた家族の写真を見ているようでした。SNSでもそうした写真を見ると、当事者でないとその痛みを想像することすらできないと思います。そのために取った私の方法も軽率でしたが、本当の意味はそうではありませんでした」と告白している。
「現在BIGBANGのメンバーと連絡を取っていますか?」と聞かれたT.O.Pはこう答えている。
「正直に言うと、現時点では連絡を取っていません。正確にいつからかは分かりませんが、おそらく自分の気持ちが落ち着いてからも、とても申し訳ない気持ちがあり、簡単に連絡を取ることができていないのです」
「脱退の過程で他のメンバーが引き止めたり、話し合ったことはなかったのですか?」という質問に対しては、「その点については曖昧な部分がないとは言えません。ここにいないメンバーや他の人の話を軽々しくするのは軽率だと思います。私は社会服務要員(公益勤務要員)としての召集解除後、正確に5~6年前からチームを離れるつもりであることを伝えていました」
「過去にファンとの口論があったこともありますが、自分を愛してくれたファンに何か言いたいことはありますか?」という質問されたT.O.Pはこう語った。
「ファンと口論をしたとは思いません。その当時、SNSに執拗に悪意のあるコメントを書き込む人たちがいました。ただ言い訳せず正直に言うと、あの頃私は経験したことのない暗闇と向き合っていて、正気ではありませんでした。本当に軽率で、今思い返しても胸が痛みますし、とても後悔しています」
「この7年間、ほとんど社会生活を断ち、家と音楽作業室で過ごしてきました。暗闇の中で音楽制作だけをしてきたのです。音楽を作り、マイクの前にいるときだけが唯一呼吸できる空間であり、生きるために音楽を作っていたように思います。その暗い気持ちや痛みを、自分が聴きたい音楽を作りながら時間を過ごしました。そして膨大な曲を制作しました。それも当然ファンの皆さんに届けるべき私の大きな責任だと感じています」と述べたのだった。
今後の活動については、「ファンの皆さんに傷ついた心を癒し、再び和解できるようにするのも私の責任だと思っています。ただ、今はまだ正確にお伝えすることは難しいですが、その日が必ず来ると思っています」と付け加えている。
T.O.Pは3年前にBIGBANGを脱退したが、依然として再結成説が浮上している。これについて彼は「正確には覚えていませんが、『春夏秋冬』をリリースし、事務所との契約が切れるとき、BIGBANGとしての最後のプロジェクトだと思っていました。最善を尽くして作業し、その結果を発表して契約も終了しました。まだファンの皆さんは再結成を望み、希望を持っていらっしゃるようですが、その気持ちに腹を立てるどころか胸が痛みます」と語った。
また、彼は自身の大麻使用による論争や、社会服務要員に関する特別待遇疑惑などがグループに大きな被害を与えたと謝罪。これが理由で事務所やメンバーたちに脱退の意志を伝え続けてきたと告白した。
「SNSに自分とメンバーたちがタグ付けされた写真が多く出回っているので、まだメンバーたちに罪悪感を抱いており、一生この申し訳ない気持ちを抱えて生きていくと思います。その写真を見ると、別れた家族の写真を見るような気持ちになります。当事者でないとその苦しみを感じることはできないと思います。ただ(脱退や整理の過程について)間違った方法を取ってしまったように思います。そうした点について再度深く頭を下げてお詫び申し上げたいです」と述べた。
そして、「今回の『イカゲーム』シーズン2が公開されて、T.O.PがBIGBANGに戻ってほしいという声も上がっていますが」との質問には、「改めて言いますが、私としては申し訳ない気持ちしかありません。もうそのように決心してから長い時間が経ち、その後で気持ちが変わったことは一度もありません」と答えた。
(記事提供=OSEN)
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