テレビ東京で放送されている『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』で、三兄弟の中で弁護士として活躍しているのが次男のヒョンジェ(ユン・シユン)である。このドラマの颯爽とした主役である。
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彼は独身なので両親から早く結婚するように期待されているのだが、ヒョンジェはその気がない。それは、恋愛にもう懲りているからだ。
そんなヒョンジェが離婚訴訟の弁護をすることになった。相手のミレ(ペ・ダビン)は、かつて騙されて籍を入れさせられてしまったのだ。卑怯な男に対して結婚の無効を要求するミレのためにヒョンジェは尽力し、裁判で勝利を勝ち取った。本当にヒョンジェは有能な弁護士だ。
同じように、ミレもスタイリストとしてとても能力のある女性だ。彼女は弁護人であるヒョンジェと何度も会ううちに、徐々に彼に惹かれていった。
しかし、ヒョンジェの気持ちまではよくわからなかった。彼が、恋愛に対して臆病になっていると感じさせる場面が多かったからだ。
そんな中で、ミレがスタイリストとして起業して新しいオフィスを構えることになった。そこに依頼人としてやってきたのがヨンウンだ。実は、ヨンウンはヒョンジェの元の彼女である。たまたま、ヒョンジェがミレのオフィスのお祝いに来たときに、ヒョンジェとヨンウンが鉢合わせしてしまった。大変気まずい雰囲気になったのだが、そんな微妙な場面を見てミレとしても戸惑うばかりだった。
とにかく、ミレはヒョンジェの気持ちをつかみたいと考えていた。しかし、そう簡単な問題ではなかった。ヒョンジェ自身には、相変わらず恋愛に対して積極的に動く気配がなかったからだ。さらに、元の彼女であるヨンウンが突如として現れて、ヒョンジェの心をかきみだしてきた。何かトラブルが起こりそうな心配も大きくなった。
そういう中で、ミレがヒョンジェに対してどのように接すればいいのだろうか。彼女の悩みはどんどん深くなる一方であった。
文=大地 康
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