韓国でホームドラマとして大人気を博した『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』。その序盤では、イ家の3兄弟の結婚プロジェクトが華々しくスタートしていた。当初はまったく結婚する気がなかった3兄弟。それが、歯科医師の長男ユンジェ(オ・ミンソク)、弁護士の次男ヒョンジェ(ユン・シユン)、公務員試験受験生の三男スジェ(ソ・ボムジュン)である。
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しかし、心配した両親と祖父から「6ヶ月以内に結婚相手をここに連れてきたら、家族が持っているマンションを与える」という条件を提示されて、のんびりしていられなくなった。それどころか、「まだ結婚は早いのでは?」と思われたスジェまで、偽装工作をしてマンションを手に入れようと躍起になっていた。
とはいえ、順番からいけば長男のユンジェが結婚する可能性が一番高くて当たり前なのだ。しかし、彼は独身生活をのんびり過ごすことが好きなタイプであり、それまでは結婚する気がなかった。
それでも、結婚プロジェクトがスタートした以上は弟たちには負けられないという気持ちが強かった。そんなユンジェの心を射止めていたのが、ヒョンジェが務める弁護士事務所代表のヘジュン(シン・ドンミ)である。
彼女は、ユンジェの歯科医院をたびたび訪れてアタックを開始している。ユンジェも弟の事務所の代表なので無碍(むげ)にはできない。ただし、彼自身も結婚するための積極的なアプローチを始めていて、そこで知り合った女性もいる。
たまたまその女性と鉢合わせしたヘジュンは、強烈な対抗心を燃やしていく。とはいえ、彼女がどこまでユンジェの心に食い込めるのか。そこが不透明だ。年齢のこともある。ヘジュンには乗り越えなくてはならない問題がありそうだ。
ヒョンジェも、離婚訴訟問題で知り合ったミレ(ペ・ダビン)の存在が気になってきた。むしろ、積極的なのはミレのほうだ。彼女は弁護人への依頼を通してヒョンジェの人格的な素晴らしさを痛感している。
ただ、このヒョンジェという男は、意外と無頓着だ。仕事ができて性格がいいのだが、女性心理がわかるタイプではない。そんなヒョンジェに対してミレがどのように「奥の手」を出してくるか。そのお手並みが興味深い。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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