日本のドラマでは、ジャンル的に言えばラブコメが全盛になっている。胸キュンするストーリーでクスッと笑わせてくれるラブコメは鉄板のジャンルなのだ。それは韓国でも同様だ。やはりラブコメは世界的にも普遍的なカテゴリーだと言える。
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このラブコメのことを韓国語では何と言うか。略語ならば、「로코(ロコ)」と呼ばれることが多い。これは「로맨틱 코미디(ロメンティック コミディ)」を縮約した言葉だ。
個人的に「로코」の最高傑作は『キム秘書はいったい、なぜ?』(2018年)だと思っている。パク・ソジュンとパク・ミニョンが主演した「ラブコメの王道」と呼べるドラマである。
パク・ソジュンが超有能ながら世間がまったくわかっていない御曹司に扮していて、クールな秘書を凛々しく演じているのがパク・ミニョンだ。「天下の美男美女」が変幻自在の演技力で大いに笑わせてくれる。本当にコミカルな場面が面白かった。
英語に由来する略語が出たついでに、他にも同様な略語を見てみよう。
かつて韓国で友人たちと学生時代の思い出話になったとき、頻繁に出てきた言葉が「MT」だった。最初は何のことかわからなかったが、意味を理解したあとは自分でも好んで使うようになった。
これは「엠티(membership training/メンバーシップトレーニング)」の略で合宿のことを指している。韓国の学生は本当に合宿が好きで、仲間と一緒に景勝地に出かけて楽しく過ごすことが多い。それだけに、韓国の学生時代の話の中には「MT」という言葉が本当によく出てくる。
もう一つ、韓国で学生生活を語るときに欠かせないのが「OT」である。これは「오티(orientation/オリエンテーション)」の略で特に「説明会」の意味で使われる。これも学生生活で必須の略語だと言えるだろう。
また、韓国でカフェなどに行くときによく出てくる単語は「스벅(スボク)」と「맥날(メンナル)」である。略語の意味は次のようになっている。
스벅(スボク) → スターバックス/스타벅스(スタボクス)
맥날(メンナル) → マクドナルド/맥도날드(メッドナルドゥ)
こうした言葉を見ていると、やはり日本語と韓国語の略語の違いが明確になってくる。これはもう理屈ではないので、機械的に覚えていくしかない。
〔知っておきたい略語〕
「AS(エイエス)」→「애프터서비스(after service/アフターサービス)」
「프사(プサ)」→「プロフィール写真/프로필사진(プロピルサジン)」
「페북(ペブク)」→「フェイスブック/페이스북(ペイスブック)」
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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