イ・ソジンが明かした『イ・サン』『階伯』『チェオクの剣』の秀逸エピソード

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『チェオクの剣』『イ・サン』『階伯[ケベク]』などの時代劇で堂々たる主役を演じたイ・ソジン。数多い俳優の中でも、イ・ソジンは時代劇でとても印象的な演技を披露してきた。

そんな人気俳優が時代劇の真髄について存分に語った。その彼の言葉を3回に分けて紹介しよう(インタビューは2013年に行なわれている)。

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――日本では韓国時代劇が1つの人気ジャンルになっています。そのことをどう思いますか?

「実は、俳優として自分が出演した作品を韓国国内の視聴者だけではなく、海外にいらっしゃる方々まで見てくれるということだけでも、とてもうれしいですし、光栄に思います。それに時代劇というジャンルは、各国の歴史を背景にしていますから、外国の方たちにとっては、分かりにくい部分もあると思うんです。それにもかかわらず、多くの関心と愛情を持って見てくださっているわけですから、感謝の心でいっぱいです」

イ・ソジン 写真=SPORT KOREA

――ご自身にとって、時代劇はどういうジャンルですか?

「自分自身にとって時代劇と現代劇が“他のジャンル”という感じはしないですね。俳優として演技をし、私が引き受けた配役に対して、表現しなければならないという点では同じだと感じています」

――時代劇に向き合う時に必要な姿勢や、大事にしていることは?

「時代劇にも2つの種類があります。『チェオクの剣』の場合は、ドラマの時代背景として歴史があるだけで、実在する人物ではないんです。しかし、『イ・サン』や『階伯[ケベク]』の場合は、歴史的に存在する実存の人物たちを演じるわけです。
ドラマという“作られた話”であるとしても、その時代を生きた人物を研究するために、資料となる本を読んだりもしながら、基本的な知識を持って配役に臨みました。あるとすれば、そういう違いでしょうかね」

やりがいのある作品

――『チェオクの剣』『イ・サン』『階伯』、それぞれの作品で、思い出深い撮影エピソードはありますか?

「実は、『チェオクの剣』は初めて引き受けた主演であった上に、初めて接した時代劇ジャンルだったので、とても緊張して撮影に臨んだ気がします。イ・ジェギュ監督の頭の中にあるコンテにしたがって、結構つらい撮影が続きましたが、実際に1話目を見る前までは、どんな姿で画面に映し出されるのか全然予測することができませんでした。雪がたくさん降る冬の山奥で撮影をしながら、孤立したこともあったんですが、スタッフたちとみんな集まって1話を見た瞬間、すぐにエネルギーが沸き立って、終わるまで楽しく撮影をした記憶があります」

――『イ・サン』のときは、いかがでしたか?

「何しろ長期間撮影した作品なので、一緒に出演した俳優さんたちはもちろん、スタッフたちとも家族のように親密になりました。撮影現場では、常に友達の集まりのように楽しく撮影することができましたね」

――そして『階伯』は?

「『イ・サン』とは違って、アクションシーンも多くてケガも絶えませんでした。暑い日に鎧(よろい)を着て撮影しましたから、体力的にとても大変でした(苦笑)。でも、振り返ってみると、やりがいのある作品だったと思います」

前編の紹介はここまでです。中編ではイ・ソジンは時代劇についてどんなことを語っているのだろうか。

文=大地 康

♢イ・ソジン プロフィール
生年月日:1971年1月30日生まれ
身長:178cm
星座:みずがめ座
デビュー:99年SBSドラマスペシャル『波上の家』
出身校:ニューヨーク大学経営学科

☆主な出演作
『波上の家』(ドラマ、1999年)
『彼女の家』(ドラマ、2001年)
『チェオクの剣』(ドラマ、2003年)
『火の鳥』(ドラマ、2004年)
『恋人』(ドラマ、2006年)
『イ・サン』(ドラマ、2007年~2008年9
『階伯』(ドラマ、2011年)
『本当に良い時代』(ドラマ、2014年)
『結婚契約』(ドラマ、2016年9
『トラップ~もっとも残酷な愛~』(ドラマ、2019年)

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