『労務士のノ・ムジン』脚本家が明かすドラマ制作の裏側「キャスティングに“飛び起きた”」

2025年05月22日 話題 #新作ドラマ #OSEN #写真
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MBC新ドラマ『労務士のノ・ムジン』の脚本を手がけたキム・ボトン、ユ・スンヒ作家が、放送開始前に知っておくとさらに楽しめる制作秘話を明かした。

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5月22日、制作陣は脚本家キム・ボトンとユ・スンヒのインタビューを公開した。この作品『労務士のノ・ムジン』は、幽霊が見える労務士が、さまざまな労働問題を解決していく様子を描く、コミカルなファンタジー活劇である。

主人公ノ・ムジン(演者チョン・ギョンホ)を中心に、彼の義妹ナ・ヒジュ(演者ソル・イナ)、映像クリエイターのコ・ギョヌ(演者チャ・ハギョン)がチームを組み、幽霊たちからの依頼を痛快に解決していくテンポの良いチームプレイが見どころだ。

左からチャ・ハギョン、チョン・ギョンホ、ソル・イナ

作家陣の顔ぶれも注目を集めている。兵役制度のリアルな姿を鋭く描き、大きな反響を呼んだNetflixドラマ『D.P.-脱走兵追跡官-』のキム・ボトン作家は、今回、労務士という職業の視点から労働現実をユニークに描く。

一方、重い歴史をヒューマンコメディに昇華させ、高評価を得た映画『アイ・キャン・スピーク』のユ・スンヒ作家が参加し、扱いの難しい“労働”というテーマを明るく軽快なトーンで描写し、作品全体のバランスを整えている。信頼できる作家コンビのシナジーが、共感と楽しさを兼ね備えた新たなドラマの誕生を予感させている。

(写真=MBC)

そうした中、2人の作家がキャラクター設定や執筆時の重点、キャスティングの感想など、様々な裏話を明かし、ドラマファンの関心を集めている。

まず、キム・ボトン作家は、大衆にはあまり知られていない労務士という職業に、幽霊が見えるという設定を加えて、ノ・ムジンというキャラクターを創り上げたという。

彼は「主人公が皮肉な状況に置かれることで、見る側の興味が増すと思った」と語り、「労働者のために働いているが、その自覚がまったくない人物としてノ・ムジンを考えた。労働者への理解も、職業倫理もない彼が、幽霊から依頼された労災案件を渋々解決していくなかで成長していく。視聴者にも彼と一緒に変化していってほしいという期待を込めた」と語っていた。

さらに「もともと歌手のイ・ムジンが好きだったし、職業が労務士なので、名前は自然とノ・ムジンになった」と、ネーミングの裏話もユーモアたっぷりに明かしたのだった。

(写真=MBC)

ユ・スンヒ作家は、映画『アイ・キャン・スピーク』での経験を活かし、初めてのドラマ脚本に挑んだ。

ユ作家は「脚本を書く上で重視したのは、“メッセージの伝え方”だった。いかに素晴らしいテーマやメッセージがあっても、面白くなければ観る人に敬遠されてしまう。映画『アイ・キャン・スピーク』のときも、そこに最も力を入れた。テーマが重く暗いものであればあるほど、観る人が入りやすいように道を大きく開き、敷居を低くする必要があると考えていた。だから『労務士のノ・ムジン』も、できるだけ明るく軽快なトーンにし、キャラクターや状況にもコメディとユーモアを取り入れようとした」と語り、笑いの奥に深い余韻を残すドラマになることを予告した。

また、脚本のディテールを磨くために行った事前調査について、キム・ボトン作家は次のように語っていた。

「韓国公認労務士会を通じて、労務士が実際に行う仕事、できること、できないことについて専門家のアドバイスを受けた。そのうえで完成させた脚本は、再び労務士会の監修を受け、撮影準備の段階ではアドバイザーの労務士と共に細かい部分を修正した。ドラマ的な面白さを保つために多少の誇張はあるが、現実から掛け離れた内容にならないように細心の注意を払った」

(写真=MBC)

ふたりの作家は口をそろえて「チョン・ギョンホ、ソル・イナ、チャ・ハギョンというキャスティングが脚本に命を吹き込んでくれた」と語った。

ユ・スンヒ作家は「キャスティングの知らせを聞いたとき、脚本の中にいたムジン、ヒジュ、キョヌが突然生き生きと動き出したように感じた。それだけでなく、3人の俳優それぞれの魅力や強みを脚本に反映させることで、物語はさらに豊かになった。俳優たちがきっと素晴らしく演じてくれるという確信があったからこそ、さまざまな挑戦も可能だった」と語り、どのようなアイディアがキャラクターに反映されたのか、そしてそれを俳優たちがどう表現したのかへの期待を高めた。

キム・ボトン作家も「俳優たちには感謝しかない。少し重たいテーマの作品なので、参加すること自体が簡単ではなかったと思う。キャスティングが決まって初めて、そのキャラクターの声や表情がはっきりと見えてきた。“ムジンズ(ムジン、ヒジュ、キョヌ)”というチームは、まさにチョン・ギョンホ、ソル・イナ、チャ・ハギョンの3人と共に完成させたキャラクターである」と明かし、俳優たちの個性がにじむ登場人物に大きな期待が寄せられる。

重苦しい労働の現実を、軽妙で魅力的なキャラクターたちがどう描いていくのか。『労務士のノ・ムジン』は、2人の作家によるインタビューを通じて一層期待を高めながら、5月30日(木)夜9時50分、MBCにて初回放送される。

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