ミステリー時代劇『青春ウォルダム 呪われた王宮』では、右議政(ウイジョン/政権のナンバー3)のチョ・ウォンボ(チョン・ウンイン)が悪事に手を染めている。彼は、10年前に碧川(ピョクチョン)で起きた反乱を徹底的な弾圧したのだが、その際に数々の不正を働いた。
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そのことを知ったイ・ファン(パク・ヒョンシク)はチョ・ウォンボを追い詰めようとしたのだが、逆にチョ・ウォンボが世子を廃位にしようと画策していた。ドラマは終盤に向けて、両者の対決姿勢が鮮明になってくる。
もともと、チョ・ウォンボは王族に深く食い込んでいる。国王(イ・ジョンヒョク)もチョ・ウォンボの協力によって即位することができたし、王妃(ホン・スヒョン)はチョ・ウォンボの姪である。こうした人間関係を生かし、チョ・ウォンボは王家の強力な外戚になっているのだ。
その王妃が産んだのがミョンアン大君(イム・ハンビン)である。チョ・ウォンボはイ・ファンに代わってミョンアン大君を世子にしようと躍起になっている。そうなれば、チョ・ウォンボの血を受け継いだ王子が国王になるわけで、外戚としてのチョ・ウォンボの影響力ははるかに強くなっていく。
このように王族を支配しようとするチョ・ウォンボだが、イ・ファンは絶対にチョ・ウォンボを追い詰めていく覚悟を決めている。しかし、思わぬ危機が迫ってきた。そんな状況の中で新たな事実が明らかになった。きっかけは、無邪気な少年のミョンアン大君が突然精神的に不安定になってしまったことだ。
彼は、異母兄である亡きウィヒョン世子(イ・ハユル)に、食べ合わせの悪い桃を勧めてしまった。なぜミョンアン大君はそんなことをしたのか。そこにもチョ・ウォンボの悪事が働いている可能性が高いのだが……。
【『青春ウォルダム 呪われた王宮』ドラマ概要】
〔放送日時〕
●NHK BSP4K 毎週日曜午後9時00分
●NHK BS 毎週金曜午前0時25分[木曜深夜]
〔役名/出演者〕
イ・ファン/パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ(コ・スンドル) /チョン・ソニ
チャン・ガラム/ピョ・イェジン
ハン・ソンオン/ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン/イ・テソン
テガン/ホ・ウォンソ
チョ・ウォンボ/チョン・ウンイン
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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