現在、韓国ドラマブームが巻き起こっている。
【王朝のタブー】韓国時代劇で風変わりな男装・女装がなぜ多いのか
そのなかでも欠かせないのが、韓国時代劇だ。
韓国ドラマ同様、王と女官の恋物語を描いたものが多かったが、いつしか主人公がタイムスリップしたり、王が実は女性だったりなど、様々なアレンジを加えた時代劇が続々と出てきている。
今月6日に幕を下ろした『烈女パク氏契約結婚伝』(原題)もイ・セヨン演じる主人公のパク・ヨヌが2023年にタイムスリップするところから物語が繰り広げられ、現在、Netflixで配信中の『魅惑の人』もシン・セギョン演じる主人公のカン・ヒスが男性のフリをした女性がスパイとして活躍する。
今回は、『魅惑の人』の放送をうけ、時代劇で男装したヒロインとして活躍した韓国女優を振り返る。
まさに日本でパク・ミニョンの存在を知らせた作品と言ってもの過言ではない、2010年に放送された『トキメキ☆成均館スキャンダル』。 朝鮮王朝の最高学府である成均館(ソンギュンガン)に男装した女性をめぐるラブコメ時代劇だ。
パク・ミニョンは男装したヒロインのキム・ユニ役を演じた。何事にも物怖じしない性格で、対立する党派までまとめてしまう度胸は男性顔負けだ。
その美しい顔で、俳優のソン・ジュンギなどイケメン俳優のなかでも劣らないカッコよさをアピールしている。
そんなパク・ミニョンの男装が見られる『トキメキ☆成均館スキャンダル』はNetflixで視聴可能。
これまで多くの時代劇に出演してきたキム・ユジョンは、2016年に放送された『雲が描いた月明り』で初めて男装したヒロインを演じた。
キム・ユジョン演じるホン・ラオンは、幼いころから男装して生きてきた。恋愛相談家として生計を立てているが、恋文の代筆をしていた依頼主のフリをして、その文通相手と会うことになるところから繰り広げられる。
ドラマ撮影時、キム・ユジョンの年齢はなんと16歳。しかし、さすがベテラン女優。初めての男装ヒロインという役も好評で溢れた。
まだまだ可愛らしくあどけない顔が少年美も感じさせる。
そんなキム・ユジョンが主演を務める『雲が描いた月明り』はNetflixで視聴可能。
パク・ウンビンは、2021年のヒット作『恋慕』で双子の兄の身代わりとして男装し世子として生きる主人公イ・フィを演じた。
堂々とした態度と話し方は、世子そのものだった。
劇中、時折見せる女性らしい姿もとても美しく、まさにイケメンのパク・ウンビンと美しいパク・ウンビンと、2度楽しめる作品となっている。
パク・ウンビンは『恋慕』を通じて、「KBS演技大賞」で女性人気賞、女性最優秀賞、そしてベストカップル賞まで受賞し、成功をおさめた。
凛々しいパク・ウンビンが見られる『恋慕』はNetflixにて視聴可能。
(文=佐々木夏美)
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