キム・ユジョンといえば、『トンイ』や『太陽を抱く月』などで主人公の子供時代を演じて「天才子役」と称された。
その後、彼女は子役から大人の女優に見事に成長し、『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムと共演し、最近は『コンビニのセッピョル』でもヒロインに扮した。今や注目の若手女優だ。
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そんなキム・ユジョンは時代劇が大好きで、「子役の時に時代劇にたくさん出たことが演技に役立った」と語っている。
彼女は私(康熙奉)が編集長をしていた『韓国時代劇ファン』というムックのインタビューで、時代劇で学んだことを次のように明かした。
「『トンイ』の撮影をしている時、イ・ビョンフン監督からたくさんのことを学びました。他の俳優たちはイ・ビョンフン監督と仕事をするのは大変だと言いますが、その分、学べることも多いのです。監督は私に発声をきちんと教えてくださいました。そうして、演技に対する感覚を身につけることができました」
「時代劇でメークをするときは居眠りをしてはいけないんです。まぶたがくっつくからです。本当に大変ですが、それだけたくさんのことを学べます。忍耐も強くなったと思います。それだけ愛着もありますし、一緒に出演した子役たちとは今も仲がいいんです」
「時代劇は初めは不便だったのですが、そのうち、韓服を1人で着られるようになりました。衣裳担当の方が忙しい時は、他の人が着るのも手伝います。髪形もキレイにするためスプレーをたくさん使いますが、そこにもコツがあるんですよ。現代劇では髪形を整えて撮影が終われば翌日また髪を洗っていかなければならないでしょう。でも、時代劇では髪を洗わなくてもいいんです。ヘア担当の方も“髪を洗わないほうがもっとスタイルが安定する”と言っていました」
「時代劇に出ると歴史についてもっと学ぶことができます。古い言葉もたくさんわかるようになりました。シナリオに難しい単語の意味が書いてあるんです。特に『太陽を抱く月』では専門的な用語がたくさん出てきて、歴史の勉強になりました」
キム・ユジョンが子役時代にこうした経験を身につけたことが、その後の成長に大いにつながったのである。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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