日本に韓流時代劇ブームを巻き起こした『宮廷女官チャングムの誓い』。その人気は今も根強く、最近もBS日テレで再放送されているほどだ。
この『チャングム』で主演を務めたのがイ・ヨンエだが、日本ではチャングムの良き師であるハン尚宮を演じた美熟女女優ヤン・ミギョンのファンになった人々も多かった。
ハン尚宮役をきっかけに、韓国では“善良な人”の代名詞となった彼女は『チャングム』以降も母性愛あふれる演技を披露し続けた。
また、『太陽を抱く月』(2012年)といった時代劇でも活躍。2作品はいずれも日本でも放映されているだけに、馴染みの彼女が出ているだけで安心感を抱く日本のファンも多いのではないだろうか。
【写真】『チャングム』から『不滅の恋人』まで。チョゴリが似合う女優ヤン・ミギョンとは?
そんな彼女が大胆なイメージチェンジに踏み切ったのが、2018年に韓国で放映された韓流時代劇『不滅の恋人』。同作は2019年3月にNHKのBSプレミアで放送され、2019年8月にはNHKの総合テレビで放送。今年6月にはテレビ東京の韓流プレミアでも放映されたのでご覧になった方々も多いだろう。
劇中でヤン・ミギョンは、一見すると物静かで徳があるように見えるが、その内面では宮廷内の熾烈な権力争いを生き残るために緻密な計画をして、あらゆる情報を集めて冷戦を繰り広げる大妃シム氏を演じていた。
ふたりの息子を区別して育てたために片方が心の暗部を抱えることになるが、それもある意味でシム氏に原因の一端があった。ダークサイドな面も持つ妃を演じて、見る者たちをテレビの前に釘付けにしたヤン・ミギョンの新境地だった。
そんなヤン・ミギョンも今年で59歳。
女優として活動する傍ら、2004年ハンマウム・ハンモム運動本部広報大使を皮切りに、国税庁名誉広報委員、アジア文化振興連盟広報大使、国家報勲処・国を愛する広報大使など、意味ある活動に参加し、社会に好影響を及ぼしている。
また仁徳(インドク)大学の放送芸能科教授として、後進の養成にも取り組んでいる。
演じる役柄だけではなく、実際にも“善良な人”として認知されているヤン・ミギョン。ハン尚宮はまさに彼女そのものなのだ。
2019年12月からは俳優のカム・ウソン、キム・ミンジョン、ユ・インヨン、チョン・ガンヒ、パク・ユナ、パク・シンアなどが所属している芸能事務所WIPの所属俳優となったヤン・ミギョン。今後のも彼女の活躍には注目だ。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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