『チャングム』から『不滅の恋人』まで。チョゴリが似合う女優ヤン・ミギョンとは?

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ヤン・ミギョンといえば、日本でも大ヒットした傑作『宮廷女官 チャングムの誓い』でのハン尚宮(サングン)の役が有名だ。韓国では「古典的な美人」と呼ばれてきたし、「チョゴリがとても似合う女優」とも評されてきた。

『チャングム』以降も、時代劇では『太陽を抱く月』で女性主人公ヨヌの母親を演じたし、『不滅の恋人』ではイ・ガンとイ・フィの母親として存在感を示した。この二作品は日本で何度も放送されているので、時代劇のファンは頻繁にヤン・ミギョンの演技を見ていることだろう。

そんなヤン・ミギョンの人物像にスポットを当ててみよう。

彼女は、1961年に生まれた。

韓国南部の釜山(プサン)の出身だが、ほとんど釜山の記憶はないという。2歳のとき一家はソウルに引っ越しているからである。

大学時代は美術を専攻した。卒業後は、1年間国際的企業で秘書を務めた。それから設計事務所で設計士も経験している。

そのとき、周囲からの勧めでKBSのタレント・オーディションを受けて合格。1984年にデビューした。

知的な物腰と恵まれた美貌はすぐに評判を呼び、翌年にはKBS新人演技賞を受賞している。

以後、ヤン・ミギョンは次々にドラマに出演した。

しかし、彼女が大ブレークを果たしたのは、もちろん『チャングム』だ。このドラマは、女優としてのすべての環境を一変させた。一介の尚宮なのに、『チャングム』でのヤン・ミギョンは独特の品の良さで視聴者を魅了した。

彼女もこう自信を見せた。

「デビューして初めて自分に合った役を演じることができました」

女性らしさを備えつつも強靭な心を持つハン尚宮は、自分と似ている女性だとも言う。こうしてヤン・ミギョンは最高の適役を得たのである。

ヤン・ミギョン

以後もヤン・ミギョンは、ドラマの中で善良な人をよく演じる。実際の彼女もその通りの人で、慈善活動に積極的だ。

芸能界へデビューする以前、働いていた会社で知りあった友人が修道女となり、その人が所属する聖堂で催す慈善活動に加わるようになった。それ以来、恵まれない人々への援助を欠かさない。

芸能人になると生活レベルが上がるので、周りの人に目が行き届かないことがあるが、ヤン・ミギョンは一貫していた。自分が演じる善良な人と同じように、とても思いやりがあるのだ。

文=康 熙奉

◇ヤン・ミギョン プロフィール

生年月日:1961年7月25日生まれ
星座:しし座
身長:163cm
デビュー年:1983年
出身校: 崇義女子大学 応用美術学科卒業

☆主な出演作
『青い教室』(ドラマ、1985年)
『宮廷女官チャングムの誓い』(ドラマ、2003年)
『がんばれ!クムスン』(ドラマ、2005年)
『王と私』(ドラマ、2007年)
『太陽を抱く月』(2012年)
『不滅の恋人』(2018年)

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