禁断の男装から悲劇の王妃!女優パク・ミニョンの多彩な「感性」

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パク・ミニョンは演じるキャラをいつも魅力的に彩る女優だ。『トキメキ☆成均館スキャンダル』は、パク・ミニョンにとって記念碑的な作品だった。彼女はこのドラマで大ブレイクを果たした。

内容は、朝鮮王朝時代のエリートが集まる成均館(ソンギュンガン)に男装の女性が入学するというもの。これが大騒動になるのは、成均館は絶対的な女子禁制だったからである。しかし、その禁制を破ったのが、パク・ミニョンが演じたユニであった。

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このキャラは本当に愛嬌があって、そして、何よりも美しかった。こうして大評判になったパク・ミニョンは、数々の人気ドラマに主演するようになった。

パク・ミニョン

感性の幅広さは天下一品

そんな彼女が再び時代劇に主演したのが2017年の『七日の王妃』だった。彼女が扮したのは端敬(タンギョン)王后である。11代王・中宗(チュンジョン)の妻となる女性なのだが、史実ではわずか7日間で廃妃(ペビ)になってしまう。

このように、運命に翻弄された悲劇的な女性をパク・ミニョンは切なく演じた。しかも、はかないほどに美しかった。このように、時代劇で本領を発揮できるところがパク・ミニョンの多彩な存在感であった。

それだけに、扮する役柄は多岐にわたっている。『七日の王妃』のあとには、ガラリと変わってラブコメに主演した。そのドラマが『キム秘書はいったい、なぜ?』だった。

共演相手はパク・ソジュンで、彼がカリスマ御曹司を演じて、その秘書にパク・ミニョンが扮した。

このときのパク・ミニョンの秘書ぶりは本当にサマになっていた。有能で冷静で気配りも完璧なキム秘書という役は、まさにイメージのうえでパク・ミニョンの分身のような存在だった。

こういう役をサラリと演じきってしまうのだから、やはりパク・ミニョンという女優は引き出しが多い。しかも、それがみんな説得力に満ちているというのだから、その感性の幅広さは天下一品だ。

今後、パク・ミニョンはどんなキャラで見る人を楽しませてくれるだろうか。その動向に注目したい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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