『太陽を抱く月』の名演技から12年!天才子役が大女優の風格すら感じさせる?

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『太陽を抱く月』は、ドラマの序盤に活躍したキム・ユジョンが再び第14話で登場するシーンがあった。それは、ハン・ガインが演じているヨヌが、夢の中で子供時代の自分に会うという設定だった。ほんのわずかな出番だったが、キム・ユジョンが愛らしい表情を見せてくれた。 

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彼女は、天才子役と言われた時期から時代劇と縁が深かった。『イルジメ~一枝梅』『トンイ』『太陽を抱く月』などの有名な時代劇でヒロインの子供時代を巧みに演じていた。

特に,2012年に制作された『太陽を抱く月』では世子嬪(セジャビン)のヨヌの子供時代を演じたが、幼くして命を断たれていく悲劇的な場面で、キム・ユジョンは哀感たっぷりに演じて視聴者の涙を誘った。

そんな彼女は子役から成長して主演女優になったときも、『雲が描いた月明り』でキム・ボゴムと共演し、表現力豊かな演技で評価を高めた。さらに、キム・ユジョンは2021年に制作された『ホン・チョンギ』に主演して、朝鮮王朝時代の天才画工に扮した。

このドラマの原作者は、『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『太陽を抱く月』で知られるチョン・ウングォルである。キム・ユジョンにとって本当に思い出深い『太陽を抱く月』の原作者と再び取り組めたのは、彼女にとって大変うれしいことだった。

キム・ユジョン
天才子役からトップ女優に成長したキム・ユジョン(写真提供=SPORTS KOREA、OSEN)

「大女優」の風格を持っている

もう一つ、夢がかなったという気持ちもあった。なぜなら、彼女は中学生のときに「個人的に一番興味を持っているのは美術です。将来は大学の美術学科に行きたいですね。俳優が職業になるといっても、他の分野を勉強することはとてもいいと思っています」と語っていたからだ。

これほど美術に興味を持っていたキム・ユジョンが役の中とはいえ画工に扮することができたのは幸いだった。

以上のように、子役から現在に至るキム・ユジョンのキャリアを見ていくと、彼女が本当に時代劇を通して飛躍した女優であることがわかる。まだ20代なかばだが、時代劇の実績でキム・ユジョンは早くも「大女優」の風格を持っているのである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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