キム・スヒョンとキム・ジウォンが最高級の主人公カップルを演じた『涙の女王』。世界的に大ヒットして、超メガ級のドラマになった。この演技が評価されてキム・スヒョンは、今年の百想芸術大賞・ドラマ部門の男性最優秀演技賞にノミネートされた。
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キム・スヒョン以外にノミネートされたのは、『恋人』のナムグン・ミン、『少年時代』のイム・シワン、『運の悪い日』のユ・ヨンソク、『ムービング』のリュ・スンリョンとなっている。確かに、ナムグン・ミンとリュ・スンリョンが強力なライバルになるかもしれないが、キム・スヒョンも最有力の候補者になっている。
なお、キム・スヒョンはかつて百想芸術大賞・ドラマ部門の男性最優秀演技賞をすでに獲得している。それは、2012年のことで、『太陽を抱く月』での主演が評価された結果だった。
受賞したときは24歳。そうそうたる先輩俳優たちを尻目にあまりにも若い栄光であった。それほど彼は早くから演技の極意を修得していたと言える。
受賞作となった『太陽を抱く月』といえば、韓国で放送されたときに最高視聴率が42.2%にもなっていた。まさに、オバケ級の大ヒットを記録したのだ。この数字は、韓国時代劇の歴代視聴率で10位にランクされている。
なぜこれほど視聴者から支持されたのか。キム・スヒョンは「総合的に言うと、本当に美しい愛情物語だったのです」と人気の秘訣を分析している。
さらに、彼はこう語っていた。
「『太陽を抱く月』には、たくさんの要素がたっぷりと詰め込まれています。特に、推理劇のような楽しみもあります。また、登場人物のすべてが誰かを愛しています。その中から、視聴者の方が自分の好みに合った愛のカラーを選んでご覧になると、より楽しむことができると思います」
本当に冷静にキム・スヒョンは自作をこのように評価していた。今年の百想芸術大賞を受賞したら、キム・スヒョンはどんなコメントを残してくれるだろうか。注目の結果は、5月7日に発表される。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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