【究極ランキング】韓国時代劇で「東宮」を見事に演じた名優ベスト4!

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韓国時代劇では東宮(トングン/世子や世孫のこと)が登場する作品がいくつもある。なんといっても、東宮は「次の国王」を約束されている若きエースだ。それは、衣装の上でも如実に表れている。

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たとえば、胸や肩に付ける「補(ポ)」と呼ばれた刺繍は、身分が高い人ほど装飾が豪華だ。国王は「五爪の龍」、東宮は「四爪の龍」となっている。また、国王が着る韓服は鮮やかな紅色であり、東宮は濃紺の韓服に銀糸で「補」が刺繍されていた。そうした衣装を着て東宮を演じた俳優の中で、本当に素晴らしかった4人選んでみた。

ランキング4位/『100日の郎君様』のド・ギョンス

画像=tvN

EXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスが痛快な世子を演じて本当に面白かった。主人公のイ・ユルは史実にはない架空の世子。悪徳高官に命を狙われてしまい、九死に一生を得たのだが記憶喪失になり、農民に生まれ変わる。

しかし、汗水流して働くことを知らないイ・ユルの「おとぼけ」ぶりが数多くの傑作シーンを作り出していた。ドラマの後半になるとイ・ユルが記憶を取り戻して王宮に帰り、悪徳高官と壮絶に対決していく。そのときのド・ギョンスが見せた雄姿は本当に絵になっていた。

ランキング3位/『イ・サン』のイ・ソジン

『イ・サン』ではイ・ソジンがイ・サンを演じた

冒頭で思悼世子(サドセジャ)が米びつに閉じ込められて餓死する事件が象徴的に描かれていた。歴史エピソードが巧みにストーリーに取りいれられており、イ・サンが数々の困難を克服して成長していく姿がダイナミックに表現されていた。

特に、イ・サンが世孫の時代に敵対する老論派から様々な妨害を受けながら果敢に立ち向かっていく姿を、イ・ソジンが最高度の表現力で演じていた。

ランキング2位/『雲が描いた月明り』のパク・ボゴム

画像=KBS

内容はラブコメの要素が強い時代劇だったが、歴史の描き方は本格派で史実をよく生かしていた。特に、世子のイ・ヨンは性格的にツンデレの雰囲気で描かれていたが、権力欲の強い高官と対立していく場面は真実味があった。

それにしても、パク・ボゴムの韓服姿は本当に素敵だった。イ・ヨンのモデルは19世紀前半に実在した孝明(ヒョミョン)世子。歴史的にも大変なイケメンだったと言われており、パク・ボゴムがカリスマ性のある演技を披露した。

ランキング1位/『赤い袖先』のイ・ジュノ

『赤い袖先』でイ・ジュノがイ・サンを演じた(写真提供=NBCユニバーサル・エンターテイメント/©2021MBC)

『赤い袖先』は時代劇に新しい風を起こした傑作だが、イ・サンに扮したイ・ジュノが感情を巧みにコントロールして珠玉の演技を見せた。また、イ・サンはイ・セヨンが扮した宮女ソン・ドギムと抒情的な宮廷ロマンスを繰り広げたが、そのときのイ・ジュノがかもしだす雰囲気が本当に凛々しかった。

彼は2022年百想芸術大賞・テレビ部門の最優秀演技賞を獲得したが、K-POP出身の俳優として初めての栄誉を成し遂げた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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