EXOのD.O.(ディオ)としてもよく知られているド・ギョンスは、マルチな才能を持ったスターだ。
彼はしばらく兵役による空白期間を余儀なくされたが、その兵役も1月25日に終わり、再び芸能界に戻ってきた。それから半年近くが経過しているが、彼は数多いオファーの中から映画『ザ・ムーン(仮題)』を選んだ。
この映画は宇宙を舞台にした意欲作で、こうした作品を選ぶところがド・ギョンスの真骨頂である。彼は常にチャレンジを続けることを信条としている。
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そういえば、『100日の郎君様』という時代劇に主演したことも、ド・ギョンスからみれば大きなチャレンジだった。
なにしろ、時代劇は所作や言葉遣いが独特で、現代劇に比べて事前の準備が大変なのだ。しかも、拘束時間が長くなるので、かなり集中して撮影に取り組まなければならない。そういう事情があって、若いスターの中でも尻込みする人が多いのだが、ド・ギョンスは持ち前の積極性で果敢に時代劇の主役に取り組んでいった。
彼が演じたのが世子(セジャ)のイ・ユル。この主人公は変化が著しい役であった。
なにしろ、序盤は王宮でゆったり構えていたはずなのに、政敵にあやうく暗殺されそうになってしまい、記憶喪失に陥った。その末に、一転して田舎の冴えない農夫に様変わりしてしまうのだ。
さらに、ナム・ジヒョンが演じたホンシムと夫婦になり、チクハグな暮らしを送らざるをなくなる。そんな設定の中で、ド・ギョンスはとぼけた味を出してキャラクターを大いに七変化させていた。このあたりの演技は本当に巧みだった。
ドラマの後半になると、記憶が徐々に甦ってきて、再び颯爽とした世子としてイ・ユルは王宮に戻ってくる。そんなめまぐるしい展開もスムーズに切り替えていって、ド・ギョンスはセンスある演技でドラマを大いに引き締めていた。
そんな彼は、兵役後の復帰作として映画を選択したわけだが、いつかもう一度時代劇で主役を演じてほしい。ド・ギョンスの韓服姿は本当に絵になるのだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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