【芸能界の怪物】ヨ・ジングの俳優魂はどこまで上昇を続けるのか

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1997年8月13日にヨ・ジングは生まれた。幼くして彼は子役としてドラマの主人公の子供時代を立て続けに演じた。14歳のときは、『太陽を抱く月』のイ・フォン役を見事に演じ、多くの視聴者を魅了した。

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彼の繊細で巧みな演技は、この作品が記録した高視聴率の原動力となった。こうして彼は天才子役として早くも確固たる地位を築いた。その後、イ・フォン役はキム・スヒョンによって引き継がれた。

次いでヨ・ジングは、『会いたい』というドラマで子役ながら重要な役柄に挑戦した。特に彼は、ユチョンとユン・ウネが共演するという重厚なキャストの中で、ユチョンの子供時代を力強く演じ、大人の役者たちに匹敵する演技力を披露した。それほどまでに鮮烈な存在感を放つ彼は、主役のユチョンにすら大きなプレッシャーを与えた。

演技の経験を重ねたヨ・ジングは、ついに大人の役者としてチャン・グンソク主演の『テバク~運命の瞬間(とき)』に出演した。ここで彼が演じたのは、朝鮮王朝の21代王である英祖(ヨンジョ)。

その英祖は後継者である息子を処罰して餓死させるという悲劇的な事件を起こした王であるが、若きヨ・ジングはその役を立派にこなした。主演のチャン・グンソクも彼の演技を「カメラの前で別人になるような凄い俳優」と絶賛した。

天才子役から大人の主演男優に成長したヨ・ジング

最も期待される主役俳優

ヨ・ジング以前の芸能界には「子役は大成しない」というジンクスもあったが、そういった常識にヨ・ジングは負けなかった。彼は韓国芸能界に新たなる風を吹き込んだのだ。そして、彼は『王になった男』では、光海君(クァンヘグン)と道化師というに1人2役を見事に演じ切った。

なによりも、朝鮮王朝の2人の著名な王を立て続けに演じたことは、ヨ・ジングにこの上もない喜びをもたらした。

それからもヨ・ジングの快進撃は続いた。特に、『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』と『怪物』で見せた存在感は格別だった。
今年の8月で26歳になるヨ・ジング。いま、主演作が最も期待される主役俳優の1人である。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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