『花郎』のヒロインを演じるAra(コ・アラ)が究極の三角関係をどう演じるか

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NHKのBSプレミアムで日曜日の午後9時から放送されている『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』で、明るくてしっかり者のヒロインのアロを演じているのが女優のAraである。彼女はNHK総合テレビで日曜日午後11時から放送の『ヘチ 王座への道』でもヒロインを演じている。

このときの女優名の表記はコ・アラとなっており、同一人物なのでまぎらわしいのだが、『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』を紹介するときはAraという名前で紹介していく。

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Araが『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』で演じているアロは、パク・ソジュンが扮しているソヌの妹のはずだった。

兄が急に戻ってきたので、2人は兄妹だと思っていたのだが、それでもソヌを前にすると胸騒ぎがするのだった。結局2人は血がつながっていなかったのだが、そんなアロの不思議な恋心が『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』では抒情的に描かれていた。

『花郎』でアロを演じたAra(コ・アラ)

複雑なラブロマンス

特に印象的な場面だったのが、8月22日に放送された第11話だ。

ソヌが落馬してしまい、意識不明になってしまった。アロは必死に看病して、寝ずにソヌを見守っていた。そのときの揺れ動く感情をAraは繊細に演じきった。

そして、ソヌは三日後にようやく目を覚まし、やがて元気になっていった。すると、アロはやはりソヌのことが気になって仕方がないので、遠目に彼を見続けているのだが、そんなソヌはアロに対してそっけなく接する。このあたりの複雑な女心をAraが多彩な表現力であらわしていた。

このアロには、もう1人、ラブロマンスの相手がいる。それが、パク・ヒョンシクが演じるジディ(真興王〔チヌンワン〕)である。

ジディの洗練されたルックスと雰囲気に心を動かされていくアロ……。同時に、彼女はソヌのことも気が気ではない。いわば三角関係に陥っていくのだが、ソヌとジディは好対照なキャラクターであり、こうした複雑なラブロマンスを経て変わっていくアロの七変化がこれからの大きな見どころになるだろう。

このように、ヒロインのAraは『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』の後半になって、その存在感がますます高まっていく。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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