キム・ナムギルと言えば、『がんばれ!クムスン』や『善徳女王』、『サメ~際の黙示録~』といったドラマで多様な役柄を演じてきた俳優だ。
そんな彼が2019年に出演したドラマが『熱血司祭』である。このドラマで、キム・ナムギルは主人公でクダム聖堂の司祭のキム・ヘイルを演じた。
この作品の台本をもらう前に脚本家のパク・ジェボムと会ったというキム・ナムギルだが、そのときに神父の役だと言われてもあまりピンとこなかったという。
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しかし、彼が演じるのはただの神父ではなく、元特殊部隊の部隊員だった神父なのである。
それを聞いて興味を持ったキム・ナムギル。
役に扮するうえで気を付けたことは、神父という職業ではなく、1人の人間としての人生の物語だと意識しながら演じたらしく、みんなが注目するような説得力も必要だと感じたそうだ。
ドラマの中でキム・ナムギルは、共演した俳優キム・ソンギュンや女優のイ・ハニとすばらしい演技を見せていた。
撮影のときに、様々な場面でソンギュンに助けられたキム・ナムギル。自分に足りないところとかを補ってもらったようだ。
そんなソンギュンを始めとしてこの作品の現場には人柄のいい俳優陣が集まり、キム・ナムギルは現場で和気あいあいとした雰囲気を感じていた。
俳優として、ジャンルを問わず時代劇でも現代劇でもあらゆる役をこなすキム・ナムギル。
周囲からも常に高い評価を得る彼の演技は安定して、見ている側としてもとても魅力を感じる。
本格派の俳優として全力を尽くしているキム・ナムギルは、2020年には映画『クローゼット』や『ノンストップ』に出演している。
そして、2021年には『悪の心を読む者たち』というドラマで主人公を演じることが決まっている。
果たして、どんな演技を見せてくれるのだろうか。
文=大地 康
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