【あの人は今】『トンイ』の天才子役は今や若手トップクラスの女優!

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今まで「天才子役」と言われた人は数多くいたが、女性でその評価にふさわしいいのは、やはりキム・ユジョンがトップだろう。

彼女は『トンイ』では、主役のハン・ヒョジュの子供時代を演じて大評判となった。忘れられないのは、12歳の彼女にインタビューしたときのことだ。受け答えが立派で内容がとても濃かった。

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たとえば、当時の彼女はこんな発言をしていた。

「『トンイ』の撮影をしている時、イ・ビョンフン監督からたくさんのことを学びました。他の俳優たちはイ・ビョンフン監督と仕事をするのは大変だと言いますが、その分、学べることも多いのです。監督は私に発声も教えてくれたりしました。『トンイ』が終わってからすぐに撮った『九尾狐(クミホ)伝~愛と哀しみの母~』では、私も一人でシナリオを分析しながら演技したんです。そうして、演技に対する感覚を身につけることができました」

まさにベテラン俳優のように、発言が理路整然としていた。「まさに、恐るべき天才子役!」と感心したものだった。

大人の女優として成長したキム・ユジョン

キム・ユジョンの存在感

キム・ユジョンは2012年に『太陽を抱く月』に出演して、ハン・ガインの子供時代を演じて注目を集めた。このドラマが40%を越える視聴率を獲得できたのも、序盤で評判になったキム・ユジョンの功績も大きかった。

成長したキム・ユジョンは、『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムと共演した。ユニークだったのは、このドラマで彼女が女性ながら内侍(ネシ/王に仕える宦官)に扮したこと。しかも、表情豊かに演じてドラマを大いに盛り上げていた。

そんなキム・ユジョンは、今年はドラマ『コンビニのセッピョル』でチ・チャンウクと共演した。2 人は年齢差が12歳もあった。それでも、キム・ユジョンは年上のチ・チャンウクに負けず劣らずの存在感を示した。

『トンイ』の制作から早くも10年。当時の天才子役キム・ユジョンは、今や大人のトップクラスの女優として活躍している。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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