大河ドラマ(正統派時代劇)の復活を予告した韓国KBSが、新時代劇『太宗イ・バンウォン』(原題)の制作に拍車をかけているという。
KBSは6月3日、聞慶(ムンギョン)市と『太宗イ・バンウォン』の成功的な制作と聞慶市の広報、撮影支援など、様々な協力事業を主な内容とする業務協約を締結した。
双方はこの日、大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』の撮影に関する行政・財政的支援、「撮影に適した都市・聞慶」の広報のためのコンテンツ使用とマーケティングの協力、放送を通じた聞慶の観光地とロケ地の広報、ドラマの放送時の制作支援告知などに合意した。
ヤン・スンドンKBS社長は「公営放送として受信料の価値を具現する大河ドラマに対する視聴者の望みと願いを込め、7年ぶりに『太宗イ・バンウォン』でKBS大河ドラマが復活する」とし、「聞慶市は2000年のドラマ『太祖王建』の撮影のため聞慶セジェのセット場を建立して以来、韓国を代表する時代劇のロケ地であると同時に人気観光地としての位置を固めた。『太宗イ・バンウォン』をきっかけに、引き続き正統派時代劇を制作して行けるよう協力を願う」と述べた。
コ・ユンファン聞慶市長も「聞慶セジェのガウンオープンセット場など、主要観光地を全国に広報し、制作チームの長期滞在でロケ地周辺の食堂や宿泊など、地域経済の活性化に貢献することを願う」と期待感を示した。
年内に放送予定の大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』は、朝鮮王朝の第3代国王・太宗(テジョン)の時代が舞台となる正統派ドラマ。イ・バンウォンを中心に“新しい国・朝鮮”作りの様子を立体的に描く予定だ。
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