BSテレ東で7月2日から始まる『太宗 イ・バンウォン』が描く骨肉の争いとは?

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定期的に韓国ドラマを放送しているBSテレ東で7月2日から放送されるのが『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』である。時代劇に定評がある韓国KBSで2021年12月から5月まで放送されたドラマだ。

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主人公の李芳遠(イ・バンウォン)は、朝鮮王朝の建国時に獅子奮迅の活躍をした快男児で、後に3代王の太宗(テジョン)となった。朝鮮王朝が518年も続く長寿王朝になったのは、彼が王朝の基盤を整備したことが大きかった。

しかし、李芳遠が起こした悲惨な出来事も多かった。世子を争う過程では異母弟の命を無惨に奪っている。そんな李芳遠の最大の支えは、妻の元敬(ウォンギョン)王后だ。彼女は夫のことを全力で守り抜いた。しかし、時の流れと共に、夫婦の関係は氷解していく。夫の政治的判断によって、彼女の家族は滅ぼされ、彼女自身も冷遇されてしまった。

こうした毀誉褒貶のある大王をチュ・サンウクが演じて、意志の強い表情でドラマに重厚感をもたらしていた。

もう1人の大物俳優を忘れてはいけない。李芳遠の父である初代王の李成桂(イ・ソンゲ)に扮したキム・ヨンチョルだ。彼は本格派の時代劇で風格がある国王を何度も演じてきた。まさに重鎮俳優の中でも象徴的な存在だと言える。

太宗 イ・バンウォン~龍の国~
(写真提供=Monster Union)

朝鮮王朝の建国を実現する立役者

しかも、キム・サンギョンが主演した『大王世宗』では、まさにキム・ヨンチョル自身が太宗に扮していた。そのときの空気を切り裂くような迫力ある演技は本当に凄かった。

こうして二大俳優の迫力ある映像が堪能できる『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』。物語は1388年から始まり、序盤では李成桂が最大の実力者になって高麗王朝を倒していくところが描かれる。その際に李芳遠は父ができないことまで自らの才覚で成し遂げて、朝鮮王朝の建国を実現する立役者になった。

しかし、李芳遠の野心は大きくなるばかりで、道理を無視して彼は国王への道をまっしぐらに進む。ドラマはその過程を丁寧で描いていて、大河ドラマらしいスケールの大きさを感じさせる。

文=大地 康

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