Netflixで配信されている『감자연구소』(『ジャガイモ研究所』)は、韓国tvNで放送された全12話のドラマである。内容を簡潔に言うと、以下の通りになる。
【関連】【韓国ドラマのハングル活用術】『コッソンビ』の登場人物はどれほど魅力的なのか감자가 전부인 미경의 인생에 나타난 차가운 원칙주의자 백호. 뱅글뱅글 회오리 감자처럼 휘몰아치는 힐링 코믹로맨스(ジャガイモがすべてだったミギョンの人生に現れた冷徹な原則主義者ベクホ。ぐるぐる渦巻くジャガイモのように巻き起こるヒーリング・コメディ・ロマンス)
このように、「癒されるラブコメ」というわけだ。主人公は소백호(ソ・ベクホ)。カン・テオが演じている。そのキャラは個性が強烈だ。たとえば、こんな感じだ。
원한리테일 역대 최연소 임원이라는 화려한 이력과 다르게 사생활도 없고, 친구도 없고, 싸가지도 살짝 없는데, 인정머리는 더더욱 없다(「ウォナンリテイル」歴代最年少の役員という輝かしい経歴と違って、私生活はなく、友人もいなければ、若干マナーもない。ましてや人情なんてまったくない)
肩書は「조직혁신 담당 이사」(組織革新担当理事)である。やっていることは、まさにリストラ専門なのである。
계열사 여러 곳을 돌면서 공중분해 시킨 부서가 열 손가락을 넘어가고(系列会社をいくつか回りながら空中分解させた部署はすでに両手の指を超え)といった状況を作ってきた。
そんな彼が今度は감자연구소(ジャガイモ研究所)の構造改革を任され、臨時所長になった。場所は강원도(江原道)の평원군(平原郡)である。今度の職場はこれまでとまったく違う。とにかく別世界なのだ。
研究員たちは異様な親密さを見せているし、近所の住民たちは自宅前の道を自分の土地だと言って通行料を取ってくる有様なのだ。소백호はこんな状況に本当に苦労させられてしまう。
中でも一番の難敵が김미경(キム・ミギョン)。イ・ソンビンが演じている。김미경は、감자연구소 연구팀 대리(ジャガイモ研究所 研究チーム代理)である。彼女はどんな性格なのか。
회사 욕을 달고 살면서 일은 제일 열심히 한다(会社の悪口を言いながらも、仕事は一番熱心にやっている)
こんな김미경が소백호と衝突していく様子を『감자연구소』が楽しく描いている。内容は典型的なラブコメ。笑いが絶えない痛快なドラマなのである。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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