ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエが共演し、映画『神と共に』シリーズのキム・ヨンファ監督が手掛けたSF超大作『THE MOON』がこの夏、日本に上陸する。
『ペパーミント・キャンディー』ほか韓国映画界を代表するベテラン俳優ソル・ギョングをはじめ、アジア全土で絶大な人気を誇るEXOのメインボーカルを務めるド・ギョンス、さらに大ヒットTVシリーズ『夫婦の世界』での熱演が記憶に新しいキム・ヒエらが名を連ねた同作は、ハリウッド超大作級の作品だ。
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その中でも重厚な存在感を放つのがソル・ギョング。たった一人で月面に降り立った、新人宇宙飛行士・ソヌ(ド・ギョンス)を救出するために、韓国の宇宙センターからサポートを行う宇宙センターの前責任者・ジェグク役を演じた。
そんなソル・ギョングのインタビューが届いた。本作への出演を決めた理由ほか、初共演となった、EXO・ド・ギョンスの印象も伺った。なお、『THE MOON』は7月5日より、新宿バルト9ほかで全国ロードショーされる。
―出演を決めた理由を教えてください。
どの作品にも特別な理由はありません。純粋な物語への好奇心だけなんです。今回もキャラクターより、どのように宇宙と月を再現するのかに興味があり、参加を望みました。私の目から見ても、相当なクオリティの高さを感じることができました。新しい物語に挑戦し、成長し続けていきたい。それだけです。
―ド・ギョンスさんの演技はいかがでしたか?
歳を重ねるごとに良くなっている。そう感じました。宇宙と月の再現度は素晴らしかったのですが、そこにはギョンスも含まれています。彼の存在も相まって、映画への没入度を高めてくれました。宇宙船や宇宙のシーンなどほとんどの現場を一人で演じきりました。孤独だったでしょうが、よくやり遂げたと思います。
―ド・ギョンスさんが再び共演したいと仰っていました。
私もそう願っています。長時間に渡り、一緒に演技をしていて感じましたが、彼の瞳は澄み切っています。澄んだ瞳の奥に何が隠されているのかを知りたくなりました。何かを秘密を隠しているに違いありません。
なお、『THE MOON』は7月5日より、新宿バルト9ほかで全国ロードショーされる。
■ソル・ギョング プロフィール
1967年5月1日生まれ。韓国映画界を代表する俳優として出演作品ごとに批評家と観客に愛されてきた。鮮烈な印象を与えた2000年の『ペパーミント・キャンディー』で国内の映画賞の新人俳優賞を総なめにし、2002年の『オアシス』では第29回シアトル国際映画祭主演男優賞を受賞、さらに同年の『公共の敵』で大鐘賞映画祭、青龍映画賞、百想芸術大賞の主演男優賞に輝いた。キム·ヨンファ監督たっての希望により『THE MOON』プロジェクトに搭乗することになったソル·ギョングは、「人間についての物語なのでより深く共感できた」と作品に魅了された理由を答えた。ソル·ギョングは、茫々たる宇宙に孤立した宇宙飛行士ソヌを救出する手段を探すべく奔走するジェグクに深く没入し、一人を生きて還したいと望む者の切迫感を説得力十分に演じきった。
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