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評価が極端に分かれるNetflix映画『大洪水』、主演のキム・ダミが感じた“脚本の難しさ”【インタビュー】

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12月22日、Netflix映画『大洪水』に主演した女優キム・ダミのインタビューが行われた。

【写真】キム・ダミが“母親役”に挑戦。Netflix新作『大洪水』は「本能を信じた作品」

『大洪水』は、地球が大洪水に飲み込まれる“最後の日”を舞台に、人類が生き延びるための最後の希望を懸けた人々が、水没していくアパートの中で死闘を繰り広げるSFディザスターブロックバスター。

映画『テロ、ライブ』や『PMC:ザ・バンカー』などで極限状況に置かれた人物の多層的な感情を繊細に描いてきたキム・ビョンウ監督がメガホンを取った。

キム・ダミは劇中、人工知能研究者であり、人類の最後の希望となるアンナ役を演じた。6歳の息子を守ろうとする母親としての顔と、研究者としての責任を背負う人物像を併せ持つアンナの、成長と変化の過程を生き生きと表現している。

OTTランキングサイト「FlixPatrol」によると、『大洪水』は21日にNetflixグローバルランキング1位を記録。92カ国でトップ10入りを果たし、特に上位を維持しながら注目を集めた。一方で、SFと災害ジャンルを融合させた試みについては、好みが分かれる反応も見られた。

こうした極端に分かれた評価について問われると、キム・ダミは「映画の流れが大きく変わるという点は、脚本を読んでいるときには正直あまり感じなかった。映像になって初めて、『そう見える可能性もある』と思った部分はあった」と切り出した。続けて「最初は母の愛、人間が持つ愛の意味がとても大きい作品だと感じていたので、読んでいる段階では混乱はなかった」と振り返った。

さらに「ここまで賛否がはっきり分かれるとは、正直予想していなかった。観点の違いはあると思っていたが、もっとニュートラルな反応になると思っていた。実際には想像以上に極端で、こんなにも語る余地や視点の違いがあるんだと感じた」と率直に語った。「私自身、この脚本はとても難しくて、撮影中は毎朝、現場に着くと1時間ほど監督と議論をしていた。それを毎日のように続けていた」と明かしている。

(写真=Netflix)

脚本については「数式のように難しい脚本だったのが印象に残っている。一つひとつを細かく積み重ね、多くの意味を込めなければならなかった。それをどう観客に伝えるかは、また別の領域だと思っていた。それでも、演じる側としては、できるだけ理解しやすい形にしていこうと努力していた」と説明した。

印象に残った反応を問われると、「この映画が多くの“問い”を投げかける作品だという声が心に残った。理解しづらい部分もあり、見る人によって解釈が異なる作品だと思うが、問いを生む映画になったというだけでもうれしかった」と語った。

また、銃を使ったアクションシーンについて「『魔女』のジャユンを思い出したという反応も見た。久しぶりに銃を持っての演技は楽しかった。もしまた機会があれば、そういった作品にも挑戦できたらいいな」と笑顔を見せた。

最後に、これから作品を見る視聴者に向けては「最初から災害映画だと思って見る方が多いと思うが、さまざまなジャンルが融合されていて、少し独特で難しく感じるかもしれない。それでも、新しい試みをした作品だと思ってもらえたらうれしい。そこには“人間”や“愛”を描きたいという思いが込められていて、とても人間的な作品だ。独特ではあるが、ぜひオープンな気持ちで見てほしい」と呼びかけた。

(記事提供=OSEN)

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