俳優パク・ジョンミン、視力を失った父に贈る声の物語。小さな出版社から生まれた大きな親孝行

2025年06月12日 話題 #俳優
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俳優パク・ジョンミンが、父への深い想いを込めて特別な本を届けた。

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6月11日に放送されたバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演したパク・ジョンミンは、俳優業と並行して小さな出版社の代表としても活動していることを明かした。

自分を含め社員2人の出版社を立ち上げたパク・ジョンミンは、同社で3作目となる新刊『最初の夏の完走』(原題)を紹介。この作品は作家キム・グミによる小説で、2021年から約4年をかけて完成させたという。

本作は、紙の本でも電子書籍でもなく、「聴く小説=オーディオブック」から始まったプロジェクトである。

パク・ジョンミン
(画像=tvN)

「通常は紙の本を出してから電子書籍、そして最後にオーディオブックという流れだが、私たちはオーディオブックが最初と決めていた」と説明。「まず視覚に障がいのある読者の方々に聴いてもらい、その1カ月後に紙の本を店頭に並ぶようにした」とそのこだわりを語った。

この決断の背景には、幼い頃から視力に障がいのあった父の存在があった。

「家では床に物を置いてはいけなかった。母がいつも片付けていた理由を、後になって理解した」と語るパク・ジョンミン。

さらに、初の出版作『生かす仕事』(原題)のリリース直前、父が事故で完全に視力を失ったことも明かされた。

「ちょうど映画『1勝』の撮影直前。母から何度も電話がかかってきて、嫌な予感がして出たらすぐに病院に来るようと言われた。父が視力を失ってしまったという話を聞いて、本当に心が痛んだ」と言い、「60年も視力の障がいを抱えながら生きてきた父。完全に見えなくなったとき、私は“障がい者の息子”という感情を持っていた自分に気づいた。父を気遣っていたつもりが、どこかで自分を哀れんでいた。それが本当に恥ずかしく、嫌だった」と心の内を赤裸々に語った。

「実際に不自由な人生を歩んできたのは父。だからこそ、自分も家族のために何かを作りたいと思った。それが、オーディオブックという形になった」と、今回の企画に込めた強い想いを明かした。

豪華キャストによる“声”の提供も

この趣旨に賛同し、キム・グミ作家も快く参加を決意。「とても人気のある方なので、提案しても断られると思っていた。弑さな出版せで信頼性もないのに、その趣旨だけで参加してくれた」と、感謝の気持ちを語った。

また、オーディオブックの録音には、親しい俳優仲間たちも協力。コメディアンのチェ・ヤンラク、女優のヨム・ジョンア、俳優のファン・ジョンミンらが声の出演を果たし、作品に命を吹き込んでいる。

パク・ジョンミン
(画像=tvN)

そんなパク・ジョンミンは、7月4日に韓国で公開される映画『ハルビン』に出演している。

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