『オクニョ』で王様・明宗を演じたソ・ハジュンはどんな人物なのか

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作品ごとに新しいイメージを見せてくれるソ・ハジュン。ドラマ『オクニョ 運命の女(ひと)』で見せた演技はとても新鮮で印象に残るものだった。

そんなソ・ハジュンだが、俳優としてドラマに登場する前は演劇の世界で活躍していた。デビューは2008年の『死んだ詩人の社会』という演劇だ。一方、ドラマでのデビュー作は、2013年の『オーロラ姫』である。

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そのソ・ハジュンが出演した時代劇『オクニョ』であり、彼は13代王の明宗(ミョンジョン)を演じていた。

ここで明宗について少し解説しよう。

明宗といえば、11代王・中宗(チュンジョン)と、彼の三番目の正室である文定(ムンジョン)王后の間に生まれた息子だ。彼は、異母兄である12代王の仁宗(インジョン)の跡を継いで、13代王として即位した。

しかし、即位当時はまだ11歳と幼かった。

ソ・ハジュン

ソ・ハジュンの演技力

朝鮮王朝には、王が未成年で即位した場合は王族の最長老女性が代わりに政治を行なうことになっている。その役目を担ったのは、明宗の母親の文定王后だった。

その結果、文定王后に大いに苦しめられた明宗。しかし、1565年に文定王后が世を去った後は、自らの政治の邪魔となるものを追放した。

こうして彼は民衆のために善政を始めたが、これまでの文定王后の悪政によって心労が積み重なったこともあり、33歳という若さで世を去ってしまった。

そんな明宗を演じたソ・ハジュンの演技はとても表現力が豊かで、『オクニョ』自体は展開がスリリングで刺激的なドラマだった。

ちなみに、主人公であるオクニョを演じたのは女優のチン・セヨンで、文定王后の手先となった「朝鮮王朝三大悪女」の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)を女優パク・チュミが扮している。さらに、その鄭蘭貞の夫となる尹元衡(ユン・ウォニョン)を俳優チョン・ジュノが演じている。

このように、多様な演技を見せてきたソ・ハジュンは、本当に強い印象を残してきた。次の作品も本当に楽しみだ。

文=大地 康

♢ソ・ハジュン プロフィール
生年月日:1989年 9月 19日生まれ
身長:179cm
星座:おとめ座
学歴:
デビュー:2008年演劇『死んだ詩人の社会』

☆主な出演作
『死んだ詩人の社会』(演劇、2008年)
『マクベス』(演劇、2008年)
『オーロラ姫』(ドラマ、2013年)
『ずっと恋したい』(ドラマ、2014年)
『私の婿の女』(ドラマ、2016年)
『オクニョ 運命の女』(ドラマ、2016年)
『火の鳥 2020』(ドラマ、2020年)

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