演じるキャラクターをいつも魅力的に見せてくれるパク・チュミ。彼女の演技は周囲からも高い評価を受けている。
そんなパク・チュミがこれまで出演した時代劇と、その作品で演じた役についていくつか紹介しよう。
【関連】【あの人は今】『オクニョ』悪役ユン・ウォニョン演じたチョン・ジュノ
まずは1996年に放送された『王朝の暁 ~趙光祖伝~』で、パク・チュミは朝鮮王朝11代王・中宗(チュンジョン)の二番目の正室である章敬(チャンギョン)王后を演じている。
続いて、1999年から2000年に放送された『ホジュン~宮廷医官への道~』で彼女が扮したのは、14代王・宣祖(ソンジョ)の第一側室で15代王・光海君(クァンヘグン)の母親の恭嬪(コンピン)という女性に扮していた。
さらに、2012年から2013年にかけて放送された『大王の夢~王たちの戦争』では善徳女王として登場した。
そして、2016年に放送された『オクニョ 運命の女(ひと)』では、朝鮮王朝三大悪女の1人として知られる鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)を演じていた。
この鄭蘭貞は、中宗の三番目の正室となった文定(ムンジョン)王后の手先として様々な悪事を行なった人物で、文定王后の弟の尹元衡(ユン・ウォニョン)と共謀して彼の妻を毒殺し、鄭蘭貞は尹元衡の妻となった。
しかし、そんな幸せは続かず、文定王后が1565年に亡くなると、尹元衡と鄭蘭貞の夫婦は没落してしまった。
これまで章敬王后や善徳女王のように立派な王妃や女王の役を演じてきただけに、『オクニョ』で見せた鄭蘭貞の姿は新鮮だった。
このように表現力豊かな演技を披露するパク・チュミ。『オクニョ』に出演した後は、2018年に放送された現代劇の『ここに来て抱きしめて』と『私のIDはカンナム美人』というドラマに出演している。
こうして、多くの作品で確実に強い存在感を示してきたパク・チュミ。多様な役柄に対応できるだけに、次にどんなキャラクターを演じるのかがとても興味深い。本当に彼女の繊細な演技はとてもすばらしいものだった。次の作品も楽しみだ。
文=大地 康
♢パク・チュミ プロフィール
生年月日:1972年10月5日生まれ
身長:163cm
デビュー:1992年 MBC公採タレント21期
学歴:成均館大学校映像学科
☆主な出演作
『われらの天国』(ドラマ、1990年~1994年)
『黎明の瞳』(ドラマ、1991年~1992年)
『王朝の暁 ~趙光祖伝~』(ドラマ、1996年)
『学校2』(ドラマ、1999年)
『ホジュン~宮廷医官への道~』(ドラマ、1999年~2000年)
『秋の童話』(ドラマ、2000年)
『女人天下』(ドラマ、2001年~2002年)
『オールイン 運命の愛』(ドラマ、2003年)
『紳士の品格』(ドラマ、2012年)
『大王の夢~王たちの戦争』(ドラマ、2012年~2013年)
『オクニョ 運命の愛』(ドラマ、2016年)
『ここに来て抱きしめて』(ドラマ、2018年)
『私のIDはカンナム美人』(ドラマ、2018年)
【関連】【あの人は今】『オクニョ』美人女将ギョハ役のオ・ナラは今どうしているか?
前へ
次へ