悪女・文定王后のイメージ変えた『オクニョ』…存在感示した女優キム・ミスク

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常に作品ごとに新しいイメージを見せてくれる女優キム・ミスク。2016年に放送された時代劇『オクニョ 運命の女(ひと)』で見せた印象はとても魅力的で、彼女の演技の評価はとても高い。

『オクニョ』でキム・ミスクが演じたのは、文定(ムンジョン)王后という女性だ。

文定王后は、朝鮮王朝11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の正室となった人物である。中宗との間に息子の慶源大君(キョンウォンデグン)を設けた彼女は、自分の息子を王にしたいと思うようになった。

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しかし、朝鮮王朝には長男が後継ぎになるという決まりがあったので、慶源大君が王になるのは不可能に近かった。なぜなら、中宗の二番目の正室である章敬(チャンギョン)王后が長男となる息子の峼(ホ)を産んでいたからだ。

キム・ミスク

強い存在感を示した女優

それでも諦めなかった文定王后は前妻の息子の命を狙うが、1544年に中宗が亡くなったことにより、章敬王后の息子が12代王・仁宗(インジョン)として即位する。

その後、文定王后に呼び出された仁宗。今まで冷たい態度を取ってきた文定王后が機嫌よく餅を出してきたのを見て、何か裏があると思った

しかし、仁宗はその餅を食べてしまう。結果として体調を崩してしまった彼は、その後も病状は回復することなく、1545年7月に世を去った。

彼の死に関して1つの可能性を立てるならば、仁宗が文定王后に毒殺されたのではないかということだ。

そのため、「朝鮮王朝三大悪女」とまではいかないが、文定王后も悪女の1人である。

そんな悪女の文定王后を演じたキム・ミスクは、ドラマの中で堂々とした演技を披露していた。

彼女は、2019年から2020年にかけて放送された『愛はビューティフル、人生はワンダフル』というドラマに出演している。

多くの作品で様々演技を見せて強い存在感を示したキム・ミスク。彼女が次にどんなキャラクターを演じるのかとても興味深い。次はどんな作品に登場するのか、本当に楽しみだ。

文=大地 康

♢キム・ミスク
生年月日:1959年3月26日生まれ
身長:165cm
星座:おひつじ座
学歴:東新大学 大学院 文化産業学科
デビュー:1979年KBS公開採用タレント6期

☆主な出演作
『サラン~LOVE~』(ドラマ、1998年)
『マイ・ウェイ~これが綿足の生きる道~』(ドラマ、2006年)
『黄金の新婦』(ドラマ、2007年~2008年)
『華麗なる遺産』(ドラマ、2009年)
『恋せよシンブルママ』(ドラマ、2011年)
『シティーハンター』(ドラマ、2011年)
『インス大妃』(ドラマ、2011年~2012年)
『ホジュン~伝説の心医~』(ドラマ、2013年)
『黄金の帝国』(ドラマ、2013年)
『オクニョ 運命の女(ひと)』(ドラマ、2016年)
『今日、妻やめます』(ドラマ、2017年~2018年)
『愛はビューティフル、人生はワンダフル』(ドラマ、2019年~2020年)

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