『オクニョ』と『不滅の恋人』で韓国時代劇の女王になったチン・セヨン

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NHKの総合テレビでも放映された『オクニョ 運命の女(ひと)』や『不滅の恋人』といった韓国時代劇ドラマで主人公を演じている女優チン・セヨン。日本でもすっかりその知名度を高めたが、彼女はどんな人物なのだろうか。

1994年2月15日生まれで、育ったのは韓国の首都ソウル。父親はIT関連の事業を行っており、3歳年上の兄がいる。本名はキム・ユンジョンという。

子供の頃の夢は、先生になること。ただ、中学3年生のときに彼女の人生を変える“転機”が訪れる。

中学3年の冬休み。学校の前でスカウトされ、韓国ヤクルトのヨーグルトのCMに出演することになったのだ。

これを機に芸能界と縁を持つようになり、複数の芸能プロダクションから声がかかった。その中にはK-POPガールズグループのJewelryや日本でも人気を博したボーイズグループZE:Aなどを輩出した芸能プロダクションであるスター帝国もあった。

チン・ヨセンはそのスター帝国で3カ月ほど練習生生活を送ったという。アイドルとしてデビューすることも考え、先輩ガールズグループであるJewelryのバックダンサーとしてステージに立ったこともあるらしい。

『オクニョ』で主演を務めたチン・セヨン

ただ、結局はアイドルとしてデビューせず、高校1年のときに所属事務所も変えて、チン・ヨセンという名は芸名で女優として活動を始めた。

そんな彼女の記念すべきスクリーン・デビュー作となったのが2011年に公開された映画『ホワイト』。同じ頃、SBSで放映されていた『大丈夫、パパの娘だから』でドラマデビューも果たした。

2011年にはドラマ『私の娘、コンニム』でSBS演技大賞のニュースター賞を受賞し、その後も着実にキャリアを積んでいった。

2012年には『カクシタル』(KBS)と『蒼のピアニスト』、2014年には『感激時代~闘神の誕生』(KBS)と『ドクター異邦人』(SBS)といったドラマで主要な役を務め、『感激時代』の制作記者会見では写真のようにその歌声も披露したほどだ。

また、ドラマと並行して舞台やスクリーンでも活躍。2013年には演劇『クローザー』で舞台に立ち、2014年には『愛の言葉』、2015年には『危険な顔合わせ』という作品にも出演した。

そんな彼女がさらにブレイクするきっかけとなったのが、韓国では2016年に放映されたドラマ『オクニョ』なのだが、なぜ、彼女はヒロインに抜擢されたのだろうか。

その理由は、『オクニョ』の演出家であるイ・ビョンフン監督が明かしたエピソードで明らかになっている。

なぜ『オクニョ』の主役に抜擢されたのか

『宮廷女官チャングムの誓い』や『トンイ』などを手掛けて“韓国時代劇の巨匠”とされるイ・ビョンフン監督によると、こうだ。

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