韓国の大御所俳優、イ・スンジェさんが逝去した。享年91歳。
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遺族によれば、イ・スンジェさんは11月25日未明に静かに息を引き取ったという。
「2024 KBS演技大賞」では現役俳優として最高齢での大賞を受賞したイ・スンジェさんは、昨年10月、体調不良のため出演中だった演劇『ゴドーを待ちながら』から降板。
ドラマ『犬の声』(原題)の撮影中にも体調悪化により撮影を一時中断したことがあったと伝えられている。
ソウル大学・哲学科を卒業後、1956年に演劇『地平線の彼方に』で俳優デビューした故人は、ドラマ『ホジュン 宮廷医官への道』『思いっきりハイキック!』『イ・サン』『善徳女王』『カネの花~愛を閉ざした男~』など数多くの作品に出演。テレビのみならず、演劇界でも長年にわたり観客と積極的に交流し、大きな足跡を残してきた。
体調不良のニュースがあるたびに回復を願う声が絶えなかったが、届いたのは悲しい知らせとなってしまった。
1950年代にデビューした俳優が、2020年代に至るまで第一線で活動する例は極めて稀である。
イ・スンジェさんは、韓国ドラマ産業の成長期、演劇の黄金期、そしてバラエティやシットコムの全盛期をすべて経験し、牽引してきた存在であった。
文化界の大きな支柱を失った喪失感は計り知れず、芸能界や文化界の各所からイ・スンジェさんを悼む声が相次いでいる。
(記事提供=OSEN)
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