NHK連続テレビ小説『虎に翼』で注目を集めた韓国女優ハ・ヨンスが、長期にわたり日本・東京で生活している理由、そして韓国国内で活動が思うように進まなかった背景を、初めて自ら明らかにした。
ハ・ヨンスは過去、ポータルサイトのプロフィールが突然削除され「引退説」まで浮上していたが、その空白期間の真相がようやく語られ、関心が集まっている。
2022年、NAVERやDaumといった主要ポータルサイトからハ・ヨンスのプロフィールが突如削除され、「活動中断か、引退か」という疑問が噴出した。
当時の前所属事務所Andmarqは韓国メディア『OSEN』に対し、「専属契約が2022年初めに終了し、現状について確認は不可能である。日本留学中であること以外は知らない」とコメント。SNSで日本での近況を発信し騒動は一旦落ち着いたものの、引退説はくすぶり続けていた。
ハ・ヨンスは芸術中学校、アニメーション高校を経て大学に合格したものの、デビューの誘いを受けて入学を断念した過去を持つ。出演したバラエティ番組では「登録金1学期600万ウォン、卒業まで4年という時間を考えたとき、それが本当に意味を持つのか悩んだ。マイホームを持つ夢もあり、働くことを選び、その時に俳優としての提案があった」と明かしている。
一方で、2022年には日本留学をめぐり「AV進出」など根拠なき悪質な噂がオンラインで広まり、彼女は強い姿勢で反論した。
「正気に戻れ。私のことを口にするな。本当に告訴する」と警告し、「以前の資料も全て保管している。男性中心コミュニティがあまりに取るに足らないため、これまで静観してきただけだ」と怒りを表明。
「すべてを努力して手に入れ、勉強しながら生きる人間に対して階級分けしようとするのか。そんな男たちと恋愛し結婚する女性が心配だ」と痛烈に批判した。
そして3～4年の沈黙を経た2025年11月21日、東京滞在中のハ・ヨンスはSNSで長文のメッセージを公開し、空白の理由を初めて自ら語った。
「東京で笑顔ばかり浮かべているはずがない。とても不安だが、与えられた仕事に最善を尽くしている」と胸中を告白。活動が細り続ける状況について「滞在が長期化し、韓国作品の出演機会が著しく減った。期限を決めて戻ると約束することも難しい。私が家長として働かなければならない」と率直に説明した。
さらに「外国人というハンデが確かにある。来年、再来年を一つの分岐点として、ここでどこまで飛躍できるのか、自らを極限まで追い込みながら考えたい」と決意を示し、最後に「貴重な時間を割いて長文を読んでくださり感謝する」とファンへ感謝を伝えた。
2013年『じゃがいも星』でデビューして以来、独特の雰囲気と確固たる感性で国内外の支持を得てきたハ・ヨンス。現在は日本で活動領域を広げ再スタートを準備しており、今回初めて韓国活動の空白の真相を明かしたことで、再び大きな注目が寄せられている。
構成=韓ドラLIFE編集部
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